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GRist

GRist 60 木村東吉さん

こんにちは、野口です。今回のGRistは、アウトドアマンの木村東吉さんです。
20代に雑誌「ポパイ」の顔として活躍し、現在は河口湖を拠点として、カヌーやトレッキングなどの指導から、モデルや執筆活動まで、幅広いジャンルで活躍中。昨年から、キャンプ場のプロデューサーも始めました。そんな東吉さんが、いつもそばに置いてくれているのがGR。今回は、そのキャンプ場がある西湖にお邪魔して、話を聞いてきました。

GRist 60 木村東吉さん

素敵な笑顔で迎えてくれた東吉さん
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■不便さを味わうことで贅肉が見えてくる

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野口(以降:野):「キャンプビレッジ・ノーム」素敵なキャンプサイトですね。とても居心地が良さそう。

東吉(以降:東):ありがとうございます。気に入ってくれて、予定を延長されるお客さんも結構いるんですよ。昨年からボクがプロデュースを任されたんですが、シーズン中はほぼ毎日ここでキャンパーの世話をしたり、アウトドアの教室をしながら、空き時間に執筆をするような生活です。

野:東吉さんに初めてお会いしたときに、「健康は最高の社会貢献です」という話を聞いたのが、とても印象に残っています。

東:はい、ボクがGR DIGITALIIIを使い始めた頃だから、もう5年以上前ですね。高齢化が進む中で、一番身近で自分ができる社会への役立ちが、自分を健康に保つこと。

野:東吉さんの考えるアウトドアライフって何ですか?

東:アウトドアでは、不便さを味わって欲しいんです。アウトドアは食事も寝ることも、通常の生活に比べたら快適ではありません。車の荷台に積めるものも、バックパックに背負えるものも限られていますから。

野:はい、たしかに。

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東:1年を52週間としたら、そのうち2週間だけアウトドアで生活して、その不便さを体験する。そうすると、必要最小限のものが見えてくるんです。

野:これだけでも、ちゃんと1日を過ごせると?

東:はい、2LDKや3LDKに押し込んでいる荷物ってなんだろうって。効率や快適性を求めることで、知らずに貯まってしまった贅肉が見えてくるんです。

野:いろんな意味で整理をするきっかけを与えてくれるのがアウトドアライフなんだ。

東:もう一つは、アウトドアで過ごすことで自分を客観視でき、その中から、絶対的な自分の価値を見極める時間を体験できることです。

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■GRが相棒である理由

野:ところで、東吉さんのカメラ歴は長いのですか?

東:妻のお父さんが山岳写真家で、NIKON Fを譲り受けたのが始まり。その後、40万以上かけてF3システム買ったり、デジタルもCoolPix500からEOSまでたくさん使ってきました。

野:GRとの出会いは?

東:仕事柄、自分がプロのカメラマンに撮られる機会も多くて、その人たちが使っているカメラをみて、カッコいいなと。

野:どの辺が気にいったのでしょう?

東:まずはカメラらしいスタイリングと操作性。ファッショナブルなカメラがたくさん出てきた時期でしたから。

野:銀塩もデジタルも、撮る道具としての共通部分は同じなんですよね。

東:そして、使ってみたら、色の濃さというのかな?他のカメラに比べて、写真に深みが出ることに驚きました。味わいというか。

野:それ以降、ずっと使ってくれているんですね。

東:アウトドアシーンでは、パッと撮りたい時にすぐ取り出せないと致命的なんです。その点、GRはチョークバックにも入れられる。片手で体を支えながら、片手で撮影もできますから。

野:アウトドアシーンはシャッターチャンス多いですよね。料理、キャンプ、カヌー、トレッキング、撮りたいものが一杯。

東:だから、GRはいつも手離せない相棒なんです。

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■頼れる道具

野:優れたアウトドアの道具は、機能的で美しいものですが、東吉さんも道具にはこだわると思います。東吉さんにとっての道具とは?

東:よく言うのは、アウトドアは49%のリスクと51%の楽しみで成り立っているということ。道具はその2%を助けてくれるものです。

野:制約された中でも、楽しさが勝る部分を確保する助けになるのが、道具だということですね。

東:そうです。逆にリスクが51%だと、サバイバルになってしまいます。

野:なるほど、楽しみがもっと多くてはいけませんか?

東:30%対70%とか?それはもう、日常と変わらなくなってしまいます。

野:緊張感がなく、贅肉も見えてこないわけですね、それでは意味がないと。

東:でも、そういうときは2通りの方法があります。もっと厳しい環境に身を置くか、道具を1つ減らすか。だから、道具は2%の差を作る調整材的な役割を持っているんです。

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野:ワラーチ*もそんな調整材としての導入ですか? (*裸足感覚に近いサンダル)

東:年を重ねると、原点に返りたくなるというか、削ぎ落としたものに惹かれるようになります。モーターボートよりカヤックのが心地よい。

野:自然との距離が近くなっていくのかもしれませんね。

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■木村東吉on Media

野:今、取り組んでいることを紹介してください。

東:YOMIURI ONLINEで、コラム「走るを読む」を連載中です。これは、ランニングに関する名著を取り上げて紹介するもので、お陰さまでとても好評です。

野:第一回目が村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」でした。三浦しおん著「風が強く吹いている」はボクも大好きな小説で、とても興味深かったです。他には?

東:J:COM(11ch)で「アウトドアってどうなの?」に出演してます。清水圭さんにアウトドアを指南するという内容なんですが、これも毎回とても楽しく収録してます。

野:毎週月曜日22時から、関東エリアで放映中ですね。これからの予定は?

東:来春にワラーチをキーとした健康法の本を出す予定です。

野:東吉さんは、何に対しても本質的な部分を捉えて、それを自分の行動で示す人。だから、アウトドアでもランニングでも、理論と行動が組み合わさって説得力があるのでファンが多い。きっと東吉さんらしい健康スタイルが提唱されるんでしょうね。

東:はい、前からまとめようと思っていたものなので、楽しみにして下さい!

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~取材を終えて~

アウトドアマンというと、「ワイルドでおおまか」というイメージを持つ人がいるかもしれませんが、人一倍細やかな心配りをする人が木村東吉さん。取材中も、キャンパーが通りかかると、笑顔で手をあげて声をかける。そして、優しい眼差しの中でも、常に自然の変化に対するアンテナを立てている人。過酷な自然と向き合ってきたからこそ、身に付いたセンスなのでしょう。そんな東吉さんが撮影する写真も自然体。いつまでも眺めていたくなるものが多いです。自然に身を置き、不便な時間を過ごすことで、濁った視点のデトックスをする。東吉さんが、富士の麓で笑顔で迎えてくれます。皆さんもいかがでしょう?

■お気に入りの一枚
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御殿場の「秩父宮記念公園」にて。古い茅葺き屋根の家と幼い二人の孫を連れた娘が、長閑で平和な雰囲気を醸し出していたので、「かすか」エフェクトモードで撮影。

■プロフィール

木村 東吉 きむら・とうきち

1958年大阪生まれ。20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。ランニングを日課としており、これまでに20回以上、フルマラソンを走っている。また近年は「ワラーチ」と呼ばれるサンダルを自作しており、2012年には自宅の河口湖から神戸までの約500㌔をチャリティで走っている。また2014年の3月には「ワラーチ」の生まれ故郷とも言えるメキシコの「コッパー・キャニオン」で、80㌔のトレイルランを完走している。

「キャンプビレッジ・ノーム」~予約もこちらからできます
http://www.greatoutdoors.jp/
Gnome/About_Us.html

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