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GRist

GRist 44 鈴木光雄さん

こんにちは、社員Nです。
今回のGRistは写真家の鈴木光雄さんです!
鈴木さんには、GRDIGITAL IVのカタログの撮影をしていただきました。
表紙の写真は銀座のRINGCUBE屋外広告でも使わせていただいています。
神保町画廊での個展「necessary」初日に突撃してきました。

GRist 44 鈴木光雄さん

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■7年ぶりの個展に思うこと
N:まずは個展開催おめでとうございます。7年ぶりとのことですが、今回の展示について教えてください。
鈴:これまでブログなどで発表していた日常を撮影したスナップ作品をそろそろまとめて展示したいと思っていたところ、画廊のオーナーから声をかけてもらったのがきっかけでした。以前の個展は作品のセレクトは勿論、マット加工やBGMの選曲まで全て自分でやっていましたが、今回は作品のセレクトなど殆どオーナーがディレクションしてまとめていったのが新鮮で面白かったです。
N:ギャラリーオーナーとの合同企画ですね。なにか根底にながれるテーマとかはあるのですか?
鈴:いえ、今回テーマは特に設定していません。日常の中から切り取った「光」を見てもらえればと思います。
N:そうすると写真のセレクトとしても、意見が噛み合なかったりとかはなかったのでしょうか?
鈴:「あ、その作品を選ぶんだ....」みたいな意外性はありましたが、それも面白かった。以前が情緒の塊であったとすれば、今回は客観性で見せてみたいと考えたので、殆どオーナーに委ねました。

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■鈴木光雄ワールド~油絵、デッサンからのはじまり
N:鈴木さんは油絵をやられていたとのことですが、写真の世界に入ったきっかけは?
鈴:写真は絵を描くための資料集めとして撮っていたのですが、そちらの方が段々面白くなってきて、本格的に写真を撮りだしました。
N:写真に絵画的なアプローチを入れるとか、自分で意識しているものはありますか?
鈴:そうですね、構図や光の表現法は絵を描く事から学びました。それと作品は一点完結を意識しているところでしょうか。もちろん、それが5枚、10枚と集まって作品として成立することも同時に考えてはいます。
N:影響を受けた画家はいますか?
鈴:好きな画家は多くいますが、レンブラントとフェルメールからは大きく影響を受けました。
N:鈴木さんの写真を見ると、メイプルソープ的な印象もあってそのように言われることもあるのではないでしょうか?
鈴:メイプルソープは好きな写真家です。写真家を始めた頃は花やヌードの作品を多く発表していたからか、似ているとよく言われました。しかし私はメイプルソープほど完璧主義ではないし、光に対するアプローチも異なると思っています。自分はやはりレンブラントの影響が一番強いですね。

■モノクロの世界
N:今回の展示は全てモノクロです。お仕事ではカラーもたくさん撮られているわけですが、鈴木さんがモノクロにこだわる理由は?
鈴:それも絵画の影響があるかもしれません。デッサンを描くのも大好きでしたので、濃淡と明暗で構成された世界の魅力というのでしょうか。私は写真の魅力は「光」だと思っているのですが、その光を捉えるにはモノクロが合うのです。

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■リコーカメラとの馴れ初め
N:鈴木さんには、GR DIGITALⅣのカタログ撮影をお願いしたんですよね。また、以前、フォトグラファーズギャラリーでGX200で撮影した作品を掲載させていただいたりしているのですが、
 http://www.ricoh.co.jp/dc/photostyle/appreciation/photographers/#/30 ところでリコー機材はいつ頃から使っていただいているのですか?
鈴:2006年頃まで作品制作は全て大判や中判のフィルムカメラでしたが、マレーシアで活動し始めた時、現地ではフィルムの入手が困難で作品制作を中断していました。
その1年後に東京に一時帰国した時、偶然サラ・ムーンさんと二人だけで半日一緒に過ごす機会があり、その時にサラさんから「作品の方向性を変えたければ、まずカメラを変えてみるのがいいわ」とアドバイスを受けました。
マレーシアでの日常を記録したいと考えていたこともあり、以前のカメラと対極のコンパクトデジタルカメラのGX100を入手しました。フィルムでは6X6判での撮影が多かったので、当事GX100が1:1フォーマットを撮れる唯一のデジタルカメラだった事と、モノクロの階調が自然なのが気に入りました。

N:ではGR DIGITALは?
鈴:III型から愛用してます。今はGR DIGITAL IVとGXRを撮影用途で使い分けています。

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N:カメラの設定はどうしていますか?
鈴:3つのセッティングをダイアルで切り替えて使っています。
My1は4:3、モノクロ、RAW+JPEG、コントラスト7、シャープネス4、彩度5
My2は1:1でそれ以外はMy1と同じ設定
My3は4:3、画像設定ブラケットでカラー、モノクロ、ハイコントラスト白黒

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■CP+2013での撮影ツアー
N:CP+のペンタックスリコーブースでは撮影ツアーと公開講評をする予定です。面白い企画ですね。
鈴:マレーシアから帰国後、ワークショップや撮影会で講師をする機会がとても増えました。今回のワークショップは、参加者が午前中に関内近辺をモノクロで撮影して、午後にCP+のペンタックスリコーブースに集合。そして、その場で講評をするというライブな企画で、講評する直前までどんな作品なのか分からず、とても楽しみです。撮影ツアーは定員制ですが、講評はブースで公開してやりますので、是非みなさんお越しください。

 CP+情報はこちらから


■お気に入りの一枚
 
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GR DIGITAL IVのカタログ撮影で訪れたローマにて。
ナボーナ広場は、夕暮れを過ぎるとカフェやレストランで食事を楽しむ人で賑わいます。
この広場は宿泊したホテルのすぐ近くだったので、撮影が終わるとレストランでワインを飲みながらディナーを食べて一日の疲れを癒していた場所です。

■取材を終えて
「緊張しちゃいました」と最後ににっこり。(いえいえこちらの方が緊張なんですよ、鈴木さん!)もの静かな語り口から、実直に真摯に写真に向き合っている姿勢が伝わってきました。ヌードからポートレイト、静物、スナップと撮影の対象は多岐に渡りますが、光を求める鈴木ワールドが一歩わかったような気がします。ぜひ、鈴木さんのWEBサイトに掲載されている作品の数々をご覧下さい。そして、CP+で、シナリオのない生の鈴木さんのお話を聴くのが、ますます楽しみになりました。

■個展鈴木光雄 作品展 「necessary」
 2013年1月16日(水)~2月8日(金)
 神保町画廊 http://jinbochogarou.com
 開廊時間:12時~18時(金曜日は19時まで) 月・火は休廊します

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■鈴木 光雄(すずき みつお)プロフィール

レンブラント、フェルメールなど17世紀の画家に感銘を受け、油絵とデッサンを学ぶ。その後写真に興味を持ち、1988年東京写真専門学校(現東京ビジュアルアーツ)卒業後、写真事務所勤務などを経て、1995年独立し、主に人物や静物の広告写真を撮影。
また、写真家としても活動し、作品は国内や海外各地のギャラリーや写真専門誌で多数発表されている。
2006年より2010年の4年半に生活と活動の拠点としてマレーシアに移住し、
マレーシアやシンガポールでの広告やエディトリアル分野の撮影を数多く行なう。
現在は日本へ帰国し、東京を拠点として活動。
HP:http://www.mitsuosuzuki.com/

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