スクエア大阪 伊藤の
蔵出し画像

こんにちは。スクエア大阪の伊藤です。皆さま先月の月食はどうでしたか？

私は、撮影場所のチョイスに失敗して、狙っていた地上の被写体とのコラボはできませんでしたが、月食そのものはたっぷり堪能いたしました。明るくて地球の影の様子がよくわかる、見ていて楽しい月食でした。実は来年の11月にも皆既月食が起こります。この時は、同時に天王星食（赤い月の裏側に天王星が隠れる）が同時に起こるという非常に珍しい天体ショーです。天王星はおよそ6等星ですから、空の暗い場所でなら双眼鏡でも十分観察できますので、ぜひ皆さまも今から楽しみにしていてください。

さて、今回のスクエア通信、実は伊藤が担当する最後の回となります。2020年4月より毎月1回、毎回趣味丸出しの好き勝手に書かせていただいた稚拙な文章でしたが、スクエア大阪に来場されるお客様から「面白かった」、「次が楽しみ」などのうれしい感想も何度かいただき、大変励みになりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
最後ということで、今後のネタとして温めていた写真をテーマごとに、ほんの少し蔵出ししたいと思います。

●上町台地シリーズ

スクエア大阪があるOMMビルが建っている場所は、大阪市東部を南北に走る断層崖、上街台地の北端に位置します。歴史的にも大阪がまだ都市として成り立っていないころから存在していたため、古い遺跡や史跡のほか、台地特有の風景や街並みが残っていて、次の撮り歩きシリーズはこれにしようと思っていました。

●ネコ

実は自宅にはネコがいます。コンパニオンアニマルとしてネコ派なのかイヌ派なのか、はたまた鳥などその他がいいのかは意見が分かれるところですが、表情やしぐさが豊かで、かつ初心者でも撮りやすく、大人気ジャンルとして認知されていますから、一度は取り上げてみたかったテーマです。

●舞台写真

古くからの友人の伝手もあって、年に数回ほど舞台の撮影をする機会がありましたが、最近はコロナ禍の影響を受けて、まったく撮影機会に恵まれませんでした。PENTAX K-3 Mark IIIは舞台撮影にピッタリのスペックですから、ぜひ皆さまにレポートしたかったです。

●酒場

酒場に何を求めるのか。友人、知人と楽しく盛り上がるか、酔うために通うのか。それは人それぞれだと思いますが、閉じた小さな空間には、必ずと言ってよいほど非日常の空気が色濃く漂っています。過去、数々の傑作の舞台となった酒場。私も傑作をモノにしようとカメラを忍ばせてチャンスをうかがっていますが、昨今のコロナ禍もさることながら、インターネットで画像が広く拡散されるようになってからは、写真を撮ること自体がなかなか難しい時代になってしまいました。

さて、拙く作品とも呼べない写真ばかりでしたが、お楽しみいただけましたでしょうか。これらのテーマをスクエア通信でご紹介できないのは残念ですが、もし何かの機会がございましたらその時またお会いしましょう。ありがとうございました。それでは皆さまよいお年を。