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PENTAX K-3 Mark IIIで
ブルーインパルスを狙え!

皆さまこんにちは。スクエア東京のモ~リ~です。

いよいよ東京五輪が始まりましたね。開催に対しては、直前までいろんな意見が飛び交っていましたが、一番大変な思いをされたのは選手たちかと思います。ここからは精一杯応援していきたいところです。
皆さまは、どんな競技がお好きでしょうか。テレビで見られるのは人気の競技が多いですが、私は射撃やアーチェリーなど何かを狙う競技や、セーリングなどが好きです。なかなか、見る機会には恵まれませんが・・・

さて、少し前から開催に合わせてブルーインパルスが展示飛行を行うという情報が出ていました。飛行機が好きな方、戦闘機が好きな方、歴史あるブルーインパルスが好きな方は多いと思います。
開会式当日の12:20ころに埼玉県の入間基地を離陸し、新宿には12:40ころに到着見込みとの情報があり、来店されていたお客様とそわそわしながら午前中を過ごしました。そして炎天下の中、およそ10分前にリコーイメージングスクエア東京のある新宿センタービル1階の敷地でカメラを構えて待機していました。

機材は、PENTAX K-3 Mark IIIにHD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AWをセットしました。露出モードは「Tvモード」で、とりあえずシャッタースピードを1/1000秒に設定しました。AFモードは「AF・C」、AFエリアは「ゾーンセレクト」を設定して挑みました。

ジリジリと暑く、蝉の声だけが鳴り響く中、多くの人が空を見上げて待っていたところ、どこからかジェットエンジンの音が響き、その時を知らせてくれました。慌てて音の方向にカメラを向けて撮った最初の1枚がこちら。

太陽を追い抜く6羽の烏
(35㎜換算230㎜、SS1/1000、F22、ISO100)

一瞬でした。このアングルは2コマしか撮れませんでした。
航空機といっても普段は羽田で旅客機を撮る程度です。そのつもりで構えていましたが戦闘機はやはり早かった!

この写真では、ピントも甘く、またブレも起きています。
しかし完全な逆光で機体はシルエットとなり、雲に隠れた眩しい太陽も一緒に撮れたので選んでみました。
本当は太陽の位置に対してブルーインパルスの機体が手前にあるとバランスが良かったんでしょうね。

そこから東京タワー方面や東京スカイツリーなど都内を展示飛行した後、再び都庁付近に戻ってきて五輪のマークを描く予定と聞いていたので、しばらく待っていました。そして、戻ってきた編隊飛行をとらえた写真がこちら。

ブルーインパルスと五色の雲
(GR IIIで撮影:SS1/3200、F5.6、ISO100)

こちらは、スタッフ藤本がGR IIIで撮ってくれた写真です。西新宿の高層ビルの中を抜けて行く様に見えますね。都心の低空を戦闘機が飛ぶのはまさに奇跡のようなイベントですね。

ズームレンズを駆使して捉えるとこんな感じでした。

編隊を組んだままローリング
(35㎜換算663㎜、SS1/1000、F5.6、ISO125)

少し旋回するブルーインパルス
(35㎜換算633㎜、SS1/1000、F5.6、ISO100)

スモークは美しい5色。そして先頭には1機だけ色が異なる機体が入っていました。多分これが隊長機ですよね。まるで何かつながっているようにお互いの位置が固定されたまま飛んでいく姿はまさに圧巻でした。

頭上を越えて太陽に向かう
(35㎜換算230㎜、SS1/1000、F20、ISO200)

天頂方向を飛び越えって機体は一旦視界から消えてしまいました。
そして再び現れたときには美しい円を描き始めていました。

機体ナンバー4グリーン
(35㎜換算278㎜、SS1/1000、F8、ISO100)

ビルとビルのわずかな隙間から微かに円弧を描いている機体と、ひこうき雲が見えました。ああ!五輪マークを書き始めたと誰もが納得。でも残念!センタービルからはほとんど見えない角度に描かれる五輪マークは残念ながら全体を見渡すことはできませんでした。

ビルの向こうに消えるナンバー5
(35㎜換算556㎜、SS1/1000、F8、ISO100)

ナンバー5をトリミング加工

五輪マークを書き終わると再び編隊を組むためにそれぞれの機体は一旦ビルの向こうに消え、次に見えたときは編隊飛行をしながら遠くに向かって飛んで行く姿でした。

東京上空を飛び回っていたのはわずか15分足らず。あっという間の飛行イベントでした。今回の撮影は機材にとても助けられました。とにかくどこを飛んでいるのかビル街の中で反響するエンジン音を見つけるのがとても大変。やっと機体を確認してレンズを向けるとあっという間に飛び去ってしまします。

ブルーインパルス。かっこいいです。センタービル周辺では通りすがりの方も、見に来た方も、お店のコックさんもこの時間はみんな外に出て展示飛行を見ていました。あっという間だったかもしれませんが、同じ時間を共有できてとても嬉しく思いました。

さて、ブルーインパルスはいろんなイベントで展示飛行をやっていますね。もしかしたらあなたの住む街の近くでも見るチャンスがあるかもしれません。飛行計画などは航空自衛隊のブルーインパルスのサイトで確認できるようです。公式ツイッターとともに活用すれば情報収集が早いかもしれません。

航空自衛隊ブルーインパルス
航空自衛隊公式ツイッター

今回掲載した、PENTAX K-3 Mark IIIで撮影した画像はすべてDigital Camera Utility 5を使ってJPRGファイルから「露出/トーン」の項目と、「カスタムイメージ」の項目の中でコントラスト、コントラストハイライト、コントラストシャドーの調整を行い、青空やブルーインパルスの機体の色が美しく出るように調整しました。

ブルーインパルスが次に展示飛行を行うのは、東京2020パラリンピック競技大会関連となっています。予定飛行日は2021年8月24日(火)ということです。撮影に挑戦する方はぜひ情報収集をしっかり行ってください。

それでは、今回のスクエア通信は、このあたりでおしまいです。
初めて撮影した戦闘機は思いのほか難しかったです。PENTAX K-3 Mark IIIの性能にとても助けられました。スクエア東京に来てくださる方の中には戦闘機を撮っている方もいらっしゃいます。時々お話をするのですが、今度、そんな方たちにコツを伺いたいものです。我こそは!という方、ぜひご来店いただき、いろいろお話を聞かせてください。

今後も、スクエア通信をぜひお楽しみください。ありがとうございました。

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