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PENTAX K-3 Mark IIIで
夜をカッコよく撮る

皆さまこんにちは。スクエア東京のモ~リ~です。
残暑厳しい中、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私も夏休みの間に2回目の接種を終えホッと一安心したのもつかの間、新型コロナの感染リスクは依然として高まっていて、引き続き自粛生活を続けております。

そんな中、注文していた私のPENTAX K-3 Mark IIIが入荷したものですから大変です。撮りたい、撮りたい。でも、出かけられない。お天気も悪い。
仕方がないので夜、マイカーで出掛けて夜の街や工場地帯を撮り歩く夏休みでした。

さて今回のスクエア通信は、そんな感じで夜の写真がまた撮れたので、K-3 Mark III 夜の撮影第二弾(第一弾は、6/4公開の記事を参照)をお送りします。
最初に向かったのは、大型商業施設いわゆるアウトレットパークと言われるところです。昼間は親子連れなどで賑わう人の多く集まる場所ですが、夜になるとひっそり。
この施設は海のそばにあるため、波の音や潮風も吹く。そんな気分だけはリゾートな感じになる場所です。もっとも真っ暗ですが・・・

【写真1】ピンクの駐車場
(SS1/40、F2.8、ISO6400:smc PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited)

昼間は気が付きませんが、非常ランプなどの光でしょうか?無骨な金属の柱にピンクの光がちぐはぐで面白いと思い撮影しました。

【写真2】三角コーン
(SS1/25、F2.8、ISO6400:smc PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited)

このエリアにはまだまだ広大な空き地があり、そこには三角コーンがたくさん並んでいます。いつかは、ここにも何か建物が出来るのかな?そんな気がしますが、今は寂しいばかりですね。

【写真3】市松な歩道
(SS1/60、F2.8、ISO6400:smc PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited)

とある漫画で市松模様が大流行していましたね。日本の伝統的な柄ですが、人気のキャラクターが使うと子供たちもみんなその柄のグッズを欲しがる。面白い現象でした。
この通路は平間はたくさんの人が歩いているのだと思いますが、さすがにこの時間はとても静かな雰囲気が漂っています。

【写真4】赤いヨット
(SS1/15、F2.8、ISO6400:smc PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited)

オーナーがやってくるのを静かに待つヨットたち。湾内は波ひとつなくとても静かでした。水のある風景っていいですよね。躍動的なイメージのヨット達がこうして静かに停泊しているとまるで時が止まったように感じます。

写真1~4は、ホワイトバランスを太陽光設定で撮影しました。
このアウトレットパークはここまでです。
私が住んでいる場所からちょうどいい距離にある商業施設でドライブコースの一つです。この写真を見て、ここがどこかわかる人がいたら、かなりのヨコハマ通ですね。

さて、日を改めて次に向かったのは工場エリアです。京浜工業地帯はいろんな場所で工場夜景を撮れるスポットがあります。今回向かったのは浮島です。

【写真5】パイプのお化け
(SS0.6sec、F10、ISO6400:smc PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited)

夏ですしね、「お化け」というワードを使ってみました。よくぞこれだけのパイプをレイアウトしました!それにすべてのパイプは意味を持ってつながっているわけですから工業技術というか化学はすごいですね。この場所を角度を変えて撮ったのが次の写真です。

【写真6】疾走するパイプ
(SS0.5sec、F8、ISO6400:smc PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited)

別に走っているわけではないのですが、風で流れる煙がスピード感を演出してくれました。今にも汽笛が聞こえてきそうです。
工場撮影の時は、ランプなどに光芒を出したいので当然絞りを絞ることになります。普通であれば三脚を用意して低感度で撮るところですが、今回は手持ちのままで頑張っています。意外とブレの少ない写真になっていますよね。「SR」頑張っています。

【写真7】地上のジンベイザメ?
(SS1/20、F2.8、ISO6400:smc PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited)

美しい曲線を描く構造体と屋根が、沖縄の巨大水槽を悠然と泳ぐジンベイザメに見えました。よく見ると下にたくさんのボンベが並ぶ巨大ボンベ倉庫のようです。
工場エリアは何を見ても規模感が巨大です。

【写真8】タンク&タンク
(SS1/4、F5.0、ISO6400:smc PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited)

私は、タンクが好きです。平べったいのじゃなくて、この丸いのがいいですね。
そして手前には線路が輝いていて、空間の広がりを演出してくれます。
人はどうしてこんなにも巨大なものを作るんでしょうね。巨大建造物や工場施設などを見ているとつくづく思ってしまいます。

ここまでの写真はホワイトバランスを白熱灯にして撮影しました。
写真では、伝わりませんが、このエリアは空気が悪くてかなり油くさいです。炎を上げているプラントも多く実はススだらけなので、レンズ交換は慎重に行う必要がありますよ。以前、張り切ってレンズを変えながら撮影した時はミラーボックスがススだらけでスクエア東京のエンジニアの方にすごいお掃除でご迷惑をかけたことが思い出されます。
もちろんきれいになりましたよ!皆さまもセンサーゴミが出たときは早めにメンテナンスしてくださいね。

夏休みが明けて仕事が始まったところで、東京駅周辺を撮り歩く撮影会がありました。この時は、みんなでPENTAX K-3 Mark IIIに単焦点レンズを付けて撮り歩こう!という企画でした。私も皆さまと一緒に歩きましたが、この時、初めてK-3 Mark IIIで測光モード:ハイライト重点測光を使ってみました。
思いのほか素敵な雰囲気が出たので、ちょっとご紹介しましょう。

【写真9】分割測光で撮った街頭
(SS1/80、F2.8、ISO4000:HD PENTAX-FA 43mmF1.9Limited)

【写真10】ハイライト重点測光で撮った街頭
(SS1/80、F2.8、ISO800:HD PENTAX-FA 43mmF1.9Limited)

この2枚の写真を見比べていかがですか?
写真として、被写体がはっきり写ってわかりやすいのは【写真9】ですね。撮影した時間帯は日没直前くらいで、まだまだ明るかったのですが、ふつうはこんな雰囲気で撮れますよね。ところがハイライト重点測光に切り替えると同じタイミングでも【写真10】のように落ち着いた雰囲気を出してくれます。夕暮れ時の街頭のイメージってこっちの方が良いと思いませんか?

【写真11】分割測光で撮った東京駅
(SS1/80、F2.8、ISO6400:HD PENTAX-FA 43mmF1.9Limited)

【写真12】ハイライト重点測光で撮った東京駅
(SS1/80、F2.0、ISO3200:HD PENTAX-FA 43mmF1.9Limited)

日没後すっかり暗くなった時間帯で撮影した東京駅です。
やはり先ほどの街頭と同様に、【写真11】の分割測光の方は記録として説明用として向いているような、はっきりした写真になっています。一方で【写真12】のハイライト重点測光で撮影した方が夜の闇に浮かび上がる東京駅が素敵ですよね。

感じ方は人それぞれ、どちらが良いかも人それぞれ。でも、こうして見比べるといろんな気づきがありますね。皆さまはどちらの写真がお好きですか?

さてさて、今回のスクエア通信は、ここまでにしましょう。
PENTAX K-3 Mark IIIは、やはり夜景撮影には活躍しますね。昼間は人が多いところも夜こっそり出かけて撮影すればそれほど他の人ともすれ違うことなく撮影を楽しめました。コロナ禍でどんな被写体が良いのか、少しヒントになった気がします。

もちろんK-3 Mark III以外のボディでもPENTAXのデジタル一眼レフカメラは優秀な手振れ補正がサポートしてくれます。皆さまもお手元のカメラで身近な夜景を撮ってみてはいかがでしょうか。

それでは今後も、スクエア通信をぜひお楽しみください。ありがとうございました。

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