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新しいスナップシューター
GR IIIx

皆さま、こんにちは。スクエア東京のモ~リ~です。

雨が降ったり、台風が来たり、そんなお天気の変化を経ながら季節は徐々に秋になってきましたね。いつの間にか空が高くなり、風がさわやかになり、暑かった夏のあの日がウソのようです。

2021年10月1日(金)RICOH GR IIIxが発売になりました(もちろん、この記事を書いているのはその少し前です)。
これまでのGR IIIが28mm単焦点レンズであったのに対し、今回のGR IIIxは40mm単焦点レンズを搭載したスナップシューティングカメラとなります。
皆さまは、この40mmという焦点距離、どうお感じになりますか?
今までのGR IIIに慣れた方には、少し狭い画角。28mmになかなか慣れない方にとっては標準画角より少し広めで使いやすい。コンパクトなボディにちょうど良いレンズが付いた。と言ってくださる方もいらっしゃました。
私にとっても、40mmはとても使いやすいレンズだと感じます。広角ではありませんが標準より少し広い空間を捉えるのは気持ちが良いです。
ということで、今回は、スクエア東京に展示しているGR IIIxをお借りして、少し撮り歩きをしてみました。撮影した画像とともにその感触をご案内いたします。

今回は、横浜中華街を撮り歩いてみました。時間にして1時間ほど。
お天気はあいにくの曇り空だったので、空が入ってくるとちょっと、雰囲気が悪いのでカメラの向きを気にしながら撮りました。

【写真1】40mm、SS1/250、F4.0、ISO100

【写真2】40mm、SS1/350、F5.0、ISO200

まずは普通に撮ってみました。
Pモード、AWB、イメージコントロールはStd設定です。
やはり28mmに比べると、40mmは背景がボケやすいですね。
これは楽しくなってしまいます。
【写真1】は中華街にあるお寺、関帝廟(カンテイビョウ)の狛犬を撮りました。【写真2】は店先のイチゴのおやつの食品サンプルと道行く人を撮ってみました。
ピントはセレクトAFにして、タッチで設定しました。

そのまま、媽祖廟(マソビョウ)方面に向かって進みます。

さて、ここからは、GR IIIとGR IIIxを撮りくらべながら見てみましょう。
画角の違いがよくわかりますよ。

【写真3】媽祖廟の狛犬1
(GR III、28mm、SS1/320、F4.5、ISO200)

【写真4】媽祖廟の狛犬2
(GR IIIx、40mm、SS1/320、F5.0、ISO200)

【写真5】媽祖廟の狛犬3
(GR IIIx+テレコンバージョンレンズ、75mm、SS1/250、F4.5、ISO200)

だんだん狛犬によって行く感じですが、テレコン付きは迫力がすごいですね。
これらの写真は立ち位置を変えないまま撮影をしています。ですからレンズ焦点距離が変わるごとに被写体の大きさがダイナミックに変わりました。

【写真6】中華街のパンダ1
(GR III、28mm、SS1/320、F5.0、ISO200)

【写真7】中華街のパンダ2
(GR IIIx、40mm、SS1/250、F4.5、ISO200)

【写真8】中華街のパンダ3
(GR IIIx+テレコンバージョンレンズ、75mm、SS1/320、F4.5、ISO200)

【写真9】中華街のパンダ4
(GR IIIx+テレコンバージョンレンズ、107mm、SS1/250、F4.0、ISO200)

媽祖廟の目の前に大きなパンダの人形があります。中華屋さんの看板パンダですが、ちょうど抜けるようにそこに見えるので、このパンダを構図に入れて撮ってみました。
GR IIIの広さも良いですが、GR IIIx+テレコンによる焦点距離のバリエーションはかなりの表現力を秘めていると思います。
この組み合わせでいろんな撮影が楽しめそうです。

【写真10】中華街の路地裏1
(GR III、28mm、SS1/250、F4.0、ISO200)

【写真11】中華街の路地裏2
(GR IIIx、40mm、SS1/250、F4.0、ISO200)

【写真12】中華街の路地裏3
(GR IIIx+テレコンバージョンレンズ、75mm、SS1/200、F3.5、ISO200)

中華街を歩くときメインの通りを中心に歩くといろんな中華屋さんがあり、派手な看板もたくさん見ることが出来ます。でも、その一方でちょっと裏路地をのぞくと、ここで働く人たちの生活が見えてくる。そんな面白い場所でもありますね。
これらの写真は、ちょっと脇の路地を撮ったものですが、やはりGR IIIの持つ広い画角と奥まで抜ける感じは気持ち良い画になります。そしてGR IIIxの40mmにすると抜けを残しつつ遠くが柔らかくボケてこれはこれでとても好感の持てる描写だと思います。
そして、クロップで寄った写真。ここまで寄ると”裏路地”の風景というよりも”錆びたメーター”が主題として浮き上がってくる感じがありますね。背景のボケぐあいと合わせてまた違ったイメージが伝わってきて面白いです。

さてさて、くるっと小一時間撮り歩きをすると、お腹もすきます。中華街ですと気軽な食べ歩きも、いろいろなお店があります。肉まん、焼き小籠包。いいですね。でも、私はエッグタルト(蛋達:タンター)をよく買います。買うお店も決まっています。中華街の中で関帝廟通りといわれる通りがあります。その通りの、山下町公園のそばに、紅綿(コウメン)というお店があります。中華点心のお店ですが、ここのエッグタルトは絶品!
その場で食べてもおいしいし、持ち帰って温めていただくのも、またおいしい!

【写真13】中華点心のお店『紅綿』
(GR IIIx、40mm、SS1/250、F4.0、ISO100)

【写真14】エッグタルト
(GR IIIx、40mm、SS1/40、F2.8、ISO320/輝度、コントラストを調整)

このエッグタルトは、一日に何回も焼いています。ですから、一度お店を訪ねて、もし売り切れていても20~30分後には次のエッグタルトが焼きあがりますから、お店の方に焼き上がりを聞きながら撮り歩きをすると良いですよ。

それから、おいしいお菓子があれば、おいしいお茶も欲しくなります。
中華街でいつも買うお茶は、悟空茶荘(ゴクウチャソウ)と決めています。関帝廟のそばにあるお店で1階はお茶屋さん、二階はティールームになっていて、おいしい中国茶をゆっくり楽しむことができるお店です。今回は、お茶を買うために立ち寄ったので、お茶だけを扱う、悟空(ゴクウ)というお店に伺いました。このお店は、南門シルクロードという通りにあります。孫悟空の看板が目印です。

【写真15】お茶屋さん悟空
(GR IIIx、40mm、SS1/400、F5.0、ISO200)

【写真16】中華な急須
(GR IIIx+テレコンバージョンレンズ、75mm、SS1/40、F2.8、ISO320)

さてさて、おいしいおやつとお茶がゲットできたので今日はここまでにしましょう。
ちなみに今回買ったお茶は、黒烏龍茶。ポットにたっぷり作ってゆっくり飲むのがいいですね。

GR IIIxは、標準的な画角からテレコンバージョンレンズを活用すれば望遠域までをカバーできる私たちの新しいスナップシューティングカメラとなりました。
これから、皆さまがこの新しいカメラでどんな作品を生み出してくださるか、楽しみです。そして、GR IIIと一緒に持ち歩いて撮り比べをしたり、違った表現に挑戦するのも楽しいでしょう。

それでは今後も、スクエア通信をぜひお楽しみください。ありがとうございました。

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