露出テクニックを自在に駆使できる、
伝統のハイパー操作系

露出を自在にコントロールする醍醐味と、AEの手軽さ、即応力。両者のメリットを併せ持つのが、ペンタックス伝統のハイパー操作系です。遂一撮影モードダイヤルを操作することなく、多彩なAEをシームレスに切り換えることができます。

［P：ハイパープログラム］
通常はプログラムAE。しかし前ダイヤルを回せばシャッター速度優先AE、後ダイヤルを回せば絞り優先AEへと、瞬時に切り換わります。グリーンボタンでいつでもプログラムAEに復帰。ひとつのモードで幅広いシーンに対応できます。

［M：ハイパーマニュアル］
マニュアルモードで撮影時、グリーンボタンを押せば適正露出に。さらに前ダイヤルでシャッター速度を、後ダイヤルで絞りを操作して露出を調整。プログラムライン上の適正露出を基準とし、経験や状況を反映した自由な露出設定が可能です。

露出制御の概念を拡大する、
デジタル時代の新しいAEモード

シャッター速度、絞りに加え、ISO感度も露出の大切な要素です。それを自在に変化させることで、表現意図を重視しつつ常に適正露出を確保する、ユニークな露出モードを搭載しました。

［Sv：感度優先］ Sv＝Sensitivity Value
後ダイヤルを操作してISO感度を設定 すると、シャッター速度と絞りをカメラが 自動制御して適正露出を確保します。手持ちで撮るなら高感度、三脚を使うなら低 感度というように、明るさが同じシーンでも 機材や状況に応じた露出設定が可能です。

［TAv：シャッター速度＆絞り優先］
マニュアル撮影が簡単に行える露出モードです。シャッター速度と絞りを設定すると、カメラがISO感度を制御し適正露出を確保。明るさの変化を気にせず、被写界深度と 動感をどちらも思い通りに表現したい ときなどに威力を発揮します。

事前に画像イメージを確認できる、
プレビュー表示

露出の効果を眼で確認できるプレビュー表示には、ファインダーで被写界深度を確かめられる「光学プレビュー」、液晶モニターに撮影機能設定の効果をシミュレーション表示する「デジタルプレビュー」を用意しています。
※初期設定では［ライブビュー］が表示されます。
※デジタルプレビュー時にFnボタンを押すと画像が保存されます。事前に画像イメージを確認できる、プレビュー表示

好みの撮影設定に瞬時に切り換えられる、
USERポジション

撮影モードをはじめ、よく使う設定をあらかじめ登録しておくことができます。ダイヤルを合わせるだけで瞬時にセットできます。

シーンと撮影スタイルで選べる、
3つの測光モード

3種類の露出モードを搭載。光の状況や撮影スタイルに合わせて選択できます。カメラ左上のモードレバーを操作することですばやい切り換えが可能です。測光には16分割測光センサーを採用。16分割測光時には、主測光エリアと測距点の関連づけも可能です。

［16分割測光］
極端な輝度差や逆光など、露出の判断が難しいシーンにも的確に対応。被写体の明るさを重視しつつ、背景とのバランスもとれた露出が自動で得られます。

［中央重点測光］
画面の中央部分にウェイトをおきながら、画面全体を測光。伝統的な測光方式のひとつで、経験やカンを活かしつつ自ら露出を判断したい撮影者に適します。

［スポット測光］
画面中央の約2.5％の範囲だけを測光。スポットライトに浮かぶ人物など、画面全体の輝度に影響されず、被写体だけを適正露出にしたい場合に有効です。

微妙な光の演出にこだわる。
AEロックとオートブラケット

カメラ背面のAE-Lボタンを押すと、その時点での露出をカメラが記憶。構図調整に伴い画面の中の輝度分布が変化しても、被写体を適正露出に維持できます。また、オートブラケットも搭載。露出のちがう3つの画像（標準／プラス補正／マイナス補正）から、ベストショットを選べます。さまざまな光の条件に対応が可能です。

高精度な調光露出が得られる、
内蔵ストロボ

内蔵ストロボは手動ポップアップ式です。調光制御に高精度な調光露出が得られる、P-TTL自動調光システムを採用。
プリ発光と16分割測光、調光補正、被写体までの距離情報により、被写体を適正に調光します。また、スローシンクロや後幕シンクロなど、機能も多彩です。
ガイドナンバーは約13（ISO100･m）、同調速度1/180秒。28mmレンズのワイドな画角（35ミリ判換算）をカバーします。