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手作り感覚で作る GR レンズ (1997 / 1999)

GR1の画質を他のカメラで
 リコーGR1に搭載されたGR 28mm F2.8の高い描写力は多くのプロ写真家やハイアマチュアから高く評価されました。そこで、このレンズをライカスクリューマウント(Lマウント)互換の交換レンズにできないかという企画がたてられました。このレンズは1997年に限定生産で3,000本のみ販売されました。

21mmの超広角交換レンズ
 GR 28mm F2.8レンズも好評を得て完売し、次のカメラ開発を見据えて、まず21mm F3.5のLマウント交換レンズを開発しました。このレンズも1999年に1,700本の限定発売され、非常に高い評価を受けGR21の発売につながってゆきました。

手作り感覚で丁寧に
 これら交換レンズとGRシリーズに搭載されたレンズユニットは製作に当たって鏡枠を数種類用意し、個々のレンズについてそれに最適な鏡枠を選別使用する方法で最高性能を得るように一個ごとに精密な調整を行っています。これは在来のレンズにはない丁寧な組み立て調整を方法です。

GR 28mm F2.8
  • 前レンズを凹としたレンズ構成。レンズ系全体を対称型に近づけ、美しい描写で画像の歪も少なくしました。
  • 7枚のレンズを接合して4群構成にすることにより、各群の偏心による画質への影響を最小にしています。また、接合により空気との境界面も減っており内面反射の少ないスッキリした画面を得ました。
  • 2箇所の偏心調整及び1箇所の間隔調整を各レンズ毎に行い、レンズ固有の性能を最大に引き出しています。
  • 全部がガラスレンズでクリアな画像を作ります。赤線は非球面レンズになっています。
GR 21mm F3.5
  • 全体に対称型に近い構成を採り、ディストーション(画面の歪み)を最小にとどめている。
  • 前群の凸レンズを2群に分離、製作誤差による性能低下を防いだ。
  • 前群と後群の鏡枠を一個ごとに調整、ベストの性能を得るようにしている。
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