新開発のミラー/シャッター駆動システムと高速・高性能な画像処理エンジンPRIME Vの採用などにより、AF.Sで最高約12コマ/秒、AF.Cで最高約11コマ/秒の高速連続撮影を実現。
これまでのコマ速では捉えられなかった被写体の表情を切り取れます。
連続撮影速度の向上とAF・AEの高性能化を両立させるため、ミラー/シャッター駆動システムを新開発。ミラー・シャッターの駆動時間を大幅に短縮。さらにミラーバウンドを徹底的に抑え込むことで、駆動の高速化と、十分な測距・測光時間の確保を両立。1コマあたりの作動時間を従来の約2/3に短縮(K-3 II比)しました。
[Approach 1]
ミラーやシャッターの駆動モーターに、制御性・応答性に優れたコアレスモーターを採用。それぞれのモーターが駆動するカムギヤの位置を光センサーで精確に把握し、高速ドライブ時のミラーやシャッターの駆動・停止の制御タイミングを最適化しています。
[Approach 2]
メインミラーの軽量化を図ることで、衝突エネルギーを低減。ダンパーも併用することで瞬時にミラーバウンドを静止させます。さらに、サブミラーの駆動・停止構造も新設計し、バウンドを抑えるよう動作を最適化しています。
測距点数が27点(K-3 II)から101点へアップしたほか、AFカバーエリアも大幅に拡大しました。選択可能な測距点は41点※、中央25点はクロスタイプ。構図の自由度が高まり、高密度な測距点が被写体をしっかりと捕捉します。また、中央部の測距点はF2.8光束に対応。開放F2.8以上の明るいレンズを装着時、さらに高精度な測距が可能です。
AFエリア
AFエリアは、[オートエリア][ゾーンセレクト][セレクト][セレクトエリア拡大(S、M、L)][セレクト(S)][スポット]から選択できます。新搭載の測距点レバーを操作することにより、測距点をより直感的に指定することが可能。また、ファインダー内でも設定中のAFエリアモードや、選択している測距点が確認できるため、構図の調整と測距点の設定が同時に行えます。
-4EV対応AF
F2.8対応センサーは-4EVに対応。F2.8光束対応レンズ装着時にはより暗い被写体に対して威力を発揮します。
優れた追尾性能
画素数を高めた約30.7万画素RGBIrセンサーの採用で、従来以上に被写体の動きや小さな移動量をカメラが精確に把握できるようになりました。その情報と高密度に配置された測距点を連動させることにより、追尾性能を高めました。
前後左右に動く被写体にピントを合わせ続けるAF.C。動体予測アルゴリズムの刷新により、これまで予測が難しかった動きへの対応力を高めました。被写体の速度変化や不規則なストップ&ゴー、障害物による影響などを低減。より安定した追従が可能です。
ボディ内手ぶれ補正機構SR IIの[流し撮り]制御を独立して設定可能に。従来のカメラによる自動検知では難しかった遠い被写体などの動き、遅いパン操作に対しても、SRの動作を最適化できます。SRボタンを押すだけでOFFや[オート]と切り替えられ、シーンの変化にもすばやく対応できます。