ブナの森と、遠方の山々が美しい。左右に別れる光と陰の世界を強調している。
シャドーが潰れないように、そして暗い中の様々なディテールを大切に。
銀残しを選択し、独特な色合いを作っている。
露出を上げてしまうと白とびが激しくなってしまうので注意。
美しく、迫力のある巨木と紅葉。
枝が横に向かって生えているため、横構図を選択。
繊細さを出すために、手持ちでリアル・レゾリューション・システムを使用。
銀残しでは紅葉の色が乗らないため、カスタムイメージフラットで色彩を重視した。
光が透ける、紅葉の種。森に行かずとも、身近な場所でも見ることができる。
ピントを薄っすら合わせることにより、奥行き感を出している。
露出を0にし、キーを下げて光量を調整。
キーを下げると、光の輪郭がはっきりと浮き上がってくる。
咲き乱れるオオハンゴンソウは、外来生物で脅威となっている。
駆除対象となっている存在だが、美しいその姿には圧倒されてしまった。
左右の広がりを強調するために横構図とし、手前から奥に向けて光の繰り返しをしっかり入れてあげることにより、
奥行き感を出した。
キーを下げることにより、トップライト以外を抑えている。
オオハンゴンソウを近づいて撮影。
同じ花でも、構図とカスタムイメージの設定で全く違った世界観を作り出すことができる。
花のみにピントを当て、周りをあえてボカすことにより奥行きを出す。
キーを下げて、ハイライトを上げて黄色を映えさせ、それにより写真の中により立体的な空間が生まれる。
光と白樺の森。一本だけ倒れている木の上面に光が注ぎ、とても美しい。
敢えて全体を暗めにすることにより、淡く繊細な光を作品の中に浮かび上がらせることができる。
左の暗い部分を大きく入れることにより、右の光を目立たせている。
左下の辺りも潰れていないため、奥の白樺がうっすら見えている。
霧が出ている林道で見ることができる光景。特別な場所ではないが、印象的でとても美しい。
上から降り注ぐ光を際立たせるために、手前左上に木の枝を大きく入れる。
こうすることにより左上の抜けがなくなり、深さが生まれる。
露出を下げて、中間光量のキーを上げるのがポイント。
可愛いタマゴタケが顔を出していた。
光による奥行き感が出ているので、奥にピントが来ていなくとも立体感が出る。
奥まで全部ピントが合っていると、情報過多でうるさい写真になってしまう。
※キノコは知識がない場合は触れないようにしましょう。
光のトンネルを歩いていた。
奥まで完全に合わせてしまうとうるさい写真になってしまうため、手前の葉にピントを合わせている。
奥を少しボカすことにより、作品全体の光がまとまって見やすくなる。
暗い箇所も潰れていないので、ディティールがしっかり残っている。
放置された枕木。いつからここにあるのだろうか。枯葉に当たる光が美しい。
光で階段を作ってあげることによって、写真という平面上でも立体感を得ることができる。
キーを上げているが、シャドーをしっかりと締めることによってメリハリを出す。
コントラスト自体を上げてしまうと、シャドーが濃くなりすぎてしまう。
あくまでも自然光で、手を加えずに撮影。
前方に鹿の親子を発見。向こうはこちらにすでに気がついているため、素早くレンズ交換をして撮影。
焦らないように気をつけ、急いでいたとしても構図と設定をしっかり整える。
彼らに光が当たっていたので撮影することができたが、そうでなければレンズを向けていなかった。
あくまでも魅力的な被写体だけではなく、光を活かして空間を切り取ることを意識している。
秋の色彩が森のあちらこちらに浮かんでいた。静寂の空間が、鮮やかになっていく。
深い緑と暖色のコントラスト。派手すぎず、美しい色彩。
光が当たっている場所や、明るい色を際立たせるには、キーを下げると好ましい結果が得られる場合が多い。
銀残しも彩度を上げれば色が乗り、下げている時とはまた違う空気感を表現できる。
ふと、足元を見た時に撮影。光が当たる葉の存在感が印象的だった。
ここで用いたのは銀残しならではの色味。強すぎず、深い印象を得ることができる。
ヒントは調色とホワイトバランスの掛け合わせ。葉と周りの色の差を利用し、光を際立たせる。
光がしっかり当たっていたので、ハイライトを下げている。
どんな些細な場所も画になる。杉は様々な色が混ざり、とても美しい。
この色合いを、自然に且つ、より強調するために銀残しの彩度を少し上げている。
露出を下げてからハイライトを上げている。キーも少し上げて、中間光量も出している。
花を上から撮って立体感を出す。上から落ちていく光を強調させるため、葉に落ちる光を段階的に見せる構図に。
キーを下げることで、ハイライト部分をはっきりさせることができる。
周りの暗さはしっかり濃く、しかし潰してしまうと全体の立体感は損なわれる。
手前の光より、奥のほのかな光が実は大切。
この作画の目標は手前の立体感を出すこと。
重要なのは構図で、左の木々・手前の緑・奥の霧のバランスを注意して立体感を出す。
手前の緑が左の木々にもっとかぶさると、立体感は出なくなってしまう。
ハイライトを上げているのは、奥の霧をより印象的にするためでもある。
全体のイメージをシアン気味に設定する。
露出を下げてからハイライトを際立たせる。完全に飛ばしてしまわないように。
元々美しい光景を無理に後から加工する必要はなく、できる限り現場で対処する。
その時の感情で、光景の深みを引き出すように。
光が当たっている場所を、より立体的に。ハイライトを飛ぶギリギリまで追い込む。
ここでキーを沢山上げてしまうと、ハイライトと中間光量の差が狭まり、光が沈んでしまう。
元々の光の条件によるが、私は露出を下げてから光量バランスを調整する。
ついでにシャッタースピードも稼げる。水を線にすると、この立体感は生まれない。
暗い森の中で、葉に光が当たっている時は印象的な写真を撮るチャンス。
少し下から、葉の裏側を撮影。最も見せたい部分にピントを持ってくる。
葉と周りの光の差を読み、細かい調整をする。
ありふれた森の一部ではあるが、この光も切り出せば美しい作品となる。
枯れた草と青い草が印象的だった。
上下の草の塊の間や周りの暗さを意識して、しっかりとしたメリハリを持たせる。
この場合はキーとハイライトのバランスが大切。露出を下げて、元々暗い場所をより濃くする。
光は強かったため、ハイライトを下げている。