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第11回
Yukon Birds – ユーコンの野鳥

  • PENTAX KP + smc PENTAX-DA300mmF4ED[IF] SDM
    アオライチョウ【Dusky Grouse】の求愛行動。登山中に不思議な音に気付き、音の元を辿ると珍しい姿に出くわした。

  • PENTAX K-1 + HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW + HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AW
    アメリカヤマセミ【Belted Kingfisher】日本ではカワセミが人気らしいが、こちらはその近縁種。鳴声ですぐに判別できる。特徴的な姿から、見付けると嬉しくなる。

  • PENTAX KP + smc PENTAX-DA300mmF4ED[IF] SDM + HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AW
    ハシグロアビ【Common Loon】この鳥と同じ湖面にカヌーを浮かべ、静かに観察するのがお気に入り。
    湖畔のキャンプ場に泊まると夜中の静寂に鳴声が響き渡りとても美しい。

  • PENTAX KP + HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW
    クロムクドリモドキ【Rusty Blackbird】鳥撮りで「動きのある写真」が撮れた時は嬉しいもの。動きの激しい鳥を撮るときは見易い光学ファインダーだと追い易い。

  • PENTAX K-1 + HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW
    コキアシシギ【Lesser Yellowlegs】川辺でけたたましい鳴き声をあげながら飛び回る鳥を見付けた。似た鳥が多く同定に手間取ったが地元のバードウォッチャーが即座に同定してくれた。

  • PENTAX K-1 + HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW
    ヒメハジロ【Bufflehead】浮かんでいる水鳥を撮るのは比較的容易だが、飛び立つ瞬間を撮るにはただひたすら「待つ」のみ。

  • PENTAX K-1 + HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW
    カワアイサ【Common Merganser】とハクトウワシ【Bald Eagle】時おりこうして異なる種類の鳥を同時に見ることがある。生息環境が伝わるので一枚に収めるのが好きだ。

  • PENTAX KP + HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW + HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AW
    キヅタアメリカムシクイ【Yellow-rumped Warbler】。小鳥になるほど撮影は難しい。動きは素早く、藪に止まるとAFも周りの枝に持っていかれたりするからだ。息を殺して鳥が近くに止まるのを待ち、一瞬のチャンスを捕らえる。

  • PENTAX KP + HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW
    キイロアメリカムシクイ【Yellow Warbler】瞬間を捕らえるには瞬発力が要る。そのためには機材を使い慣れていることが何より大事だと思っている。小鳥の撮影は機材習熟の良い練習にもなる。

  • PENTAX KP + HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW
    ハシボソキツツキ【Northern Flicker】鳥の恋の様子を見るのはいつも微笑ましい。求愛中なのか、既に番いなのか、巣は作ったのかなど、想像がつきない。

  • Pentax K-5 + smc PENTAX-DA60-250mmF4ED[IF] SDM
    ナキハクチョウ(幼鳥)【Trumpeter Swan - Juvenile】大きさはほぼ成鳥で羽毛もほとんど成鳥の白だが、成鳥なら黒であるはずの口ばしと足の色からまだ幼鳥であることがわかる。水面を助走しながら飛び立っていった。

  • PENTAX K-1 + smc PENTAX-DA300mmF4ED[IF] SDM
    キョクアジサシ【Arctic Tern】最も長距離の渡りをする鳥。白夜を求め、一年のうちに夏の北極圏と夏の南極圏を往来する。体長35cmほどの鳥が往復32,000㎞も渡るとは、驚愕と尊敬の念しかない。

自分のペースで楽しむバードウォッチング

以前にも少し触れましたが、北米で野生動物を撮り始めた当初、日本で生まれ育った私は自分にとって刺激的だった大型哺乳類にばかり目がいっていました。しかしこちらでの生活が長くなるにつれ、見逃してしまいがちな小さな自然に目を向けることが楽しくなり、小動物、昆虫、植物、そして野鳥にもどんどん興味がわいてきました。皆さんご承知の通り、「バードウォッチング」といえば趣味の一つとして確立されており、世界中に愛好家がいます。もちろんここユーコンにもバードウォッチャーはたくさんいて、彼らの造詣の深さにはただただ驚くばかりです。

バードウォッチャーとして新米の私は野鳥を見付けても何の種類かわからず、とりあえず撮影してあとから種類を調べ知識を広げている段階です。日本にいた頃にも鳥の知識はありませんでしたから、日本にいる種類との比較なども私の中には無く、まっさらな状態でこの地に生息する鳥を覚えていっています。子どもの頃なら野鳥図鑑を丸暗記して知識を先に付けることもできたのかもしれませんが、残念ながら私の歳ではもはやそんな記憶力はありません。しかし、初めて見る鳥をただ夢中で撮っていると、その鳥の名前や生態を知りたくなって後から一生懸命調べますので、撮った鳥はしっかりと覚えていっています。そんなのんびりペースのバードウォッチングが楽しい昨今です。

数ある望遠レンズの中でもHD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AWとsmc PENTAX-DA300mmF4ED[IF] SDMの2本はとても解像力が高い。鳥の場合はトリミングをしたいことも多いが、この2本で撮ったものであればトリミング耐性も高く、機動力も高いので、鳥を撮りに行くときはこのどちらかの使用率が圧倒的に高い。

プロフィール

花谷 タケシ

京都市出身。独学で写真を学び、1998年カナダに渡航。西海岸から東海岸まで車で横断した後、カナディアンロッキーで過ごす。ここで次第に熊に魅せられさらなる北の大地アラスカや極北カナダに撮影フィールドを移していく。2007年にカナダへ移住し、2010年よりユーコン準州ホワイトホース市を終の棲家とし定住。《人間》対《自然》ではなく、人間も自然の一部として他の生きものたちといかに《共生》していくかを模索しながら、極北の厳しい自然環境の中で生きる野生動物の姿を追い続けている。

オフィシャル・ウェブサイト:熊魂 yukon-bearspirit:
www.yukon-bearspirit.com
フェイスブックページ:
www.facebook.com/yukon.bearspirit

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