1. 赤と緑
カメラが、フィルムやCCDといった光を感知する部分に通す光の量を露出と言いますが、この露出を自動で行う場合(多くのみなさんがご利用になる場合は自動になっていると思います)、表現するのが得意な色があります。
その代表的な色が赤と緑。適正露出の基準としている光の反射率にもっとも近いからです。赤いバラや笹の葉などはその良い例となることでしょう。
では、そういった色以外はどうやって撮れば良いのでしょうか?そのために使用する機能が「露出補正」です。次回からは、露出補正することによってキレイに撮れる代表例をご紹介いたします。
 露出補正:0(露出補正をしない)
*ist DS + smc PENTAX-A Macro 100mm F2.8で撮影。F値:2.8、ISO感度:200、露出プログラム:絞り優先モード、測光方式:スポット測光
 露出補正:-1.0
 露出補正:-0.7
 露出補正:-0.3
 露出補正:+0.3
 露出補正:+0.7
 露出補正:+1.0
 露出補正:0(露出補正をしない)
*ist DS + smc PENTAX-A Macro 100mm F2.8で撮影。F値:7.1、ISO感度:200、露出プログラム:絞り優先モード、測光方式:スポット測光
 露出補正:-1.0
 露出補正:-0.7
 露出補正:-0.3
 露出補正:+0.3
 露出補正:+0.7
 露出補正:+1.0
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