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ペンタックスで綴る アパラチアン・トレイル 3500kmの旅 加藤則芳

ニューイングランド地方に入り高山帯へ

朝霧の森(ヴァーモント州)
真っ直ぐにそびえ立つアカマツの森(ヴァーモント州)
トウヒの森の湿原(ニューハンプシャー州)
AT踏破まであとわずか
みなさまお久しぶりです。
歩き続けてすでに5か月が経過しました。現在は13州目のニューハンプシャー州に入ったところです。残すはメイン州だけとなり、残りの行程も600kmを切りました。東京-京都間くらいでしょうか。イメージのなかで、具体的な距離感が出てきました。Mt.Katahdin到達は10月6日ころになりそうです。
ニューイングランド(アメリカ合衆国北東部の6つの州。コネチカット、メイン、マサチューセッツ、ニューハンプシャー、ロードアイランド、バーモント)に入って風景が変わってきました。アメリカ最北部に近付くにつれ、森は亜高山帯から高山帯へと変わっていきます。緯度が増し、季節の推移も随分と早くなりました。かなり寒く、フリースやダウンを着ています。山はますます高く、厳しくなっていきます。9月の初頭でも雪が当たり前のように降ります。
今回はそんなニューイングランド地方のアパラチア山脈をテーマに、森の美しさを表現してみました。
ところで、こうした現地からの報告はこれが最後になりそうです。これから先、インターネット環境が整っている町が期待できそうにないからです。持ち歩いているコンピューターは到達の先の町まで郵送し、到達の数日後、その報告をしたいと思います。ご期待ください。
2005年9月2日
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筆者プロフィール
加藤 則芳 (かとう のりよし)
作家/バックパッカー
NPO法人 日本トレッキング協会常任理事
NPO法人 信越トレイルクラブ理事
環境文学会 会員
1949年埼玉県に生まれる。大学卒業後、出版社勤務を経て執筆活動をスタート。八ヶ岳に移住し、自然保護の父と呼ばれるジョン・ミューアの研究に打ち込むなど、自然や自然保護、山歩きなどをテーマに、著書、テレビ出演などは多数におよぶ。アパラチアン・トレイルに関する取材、研究にも早くから取り組んでおり、名実ともに日本国内の第一人者。