より豊かな人生を野鳥たちとともに
私は野鳥撮影をはじめて4年ほどになりますが、まだまだ出会えていない野鳥たちがたくさんいます。週末しか行動できないサラリーマンですから仕方ないのですが、タイミングよく新たな野鳥や珍しい鳥に出会え、その野鳥を撮影できた時の喜びや感動をいまでも味合わせてもらっています。こうして季節の移ろいや、いろいろな野鳥との出会いを求め、周りの景色や自然を愛で楽しませてもらえるデジスコ野鳥撮影に出会えたことに感謝している今日この頃です。
デジスコひと口メモ
デジスコで野鳥を撮影するということは、いままでの撮影機材と比べ、軽量で安価であると言うことが最大の特徴です。フィールドで手軽に持ち運びができ、超望遠撮影(875mm~4200mm程度)が可能となります。しかし、超望遠撮影にばかり気をとられると、ドアップでの野鳥を撮影してしまいがちです。
近距離から撮影することが出来れば、鮮明なドアップの野鳥写真も迫力があり、これはこれで魅力的ではありますが、周りの景色を入れた引きの写真にも大きな魅力があります。引きの画も考えながら野鳥を表現すると、より一層野鳥写真の楽しさを得ることができるのではないでしょうか。
また、野鳥の微妙な表情も見逃せません。同じ野鳥を撮影していても、角度やしぐさにより表情が大きく変わり、撮り手の気持ちや心も写真に現れてくるような気がします。特に目が重要な要素となりますね。アイキャッチと言われるような瞳に光が入った目などは、人物同様、生き生きした野鳥を表現することができると思います。
さて、年間6回ということで始めたこのシリーズも、とうとう最終回となりました。私事となりますが、ちょうど還暦を前にしたこの一年間、このような場を与えていただき、私の拙い野鳥写真にお付合いいただいた皆様に心から感謝いたします。また、このシリーズを通して、デジスコで野鳥撮影の楽しさや、自然とのふれあいを少しでも感じていただけたならば望外の喜びです。
Joypapaさんについて
野鳥に魅せられて以来、その姿を収めるために人一倍の情熱を燃やすJoypapaさん。独自の視点で撮影活動にいそしんでいらっしゃいます。
我々団塊の世代は、還暦を迎えたからといって簡単に仕事をリタイアするわけにはいきません。ですが、60歳というひとつの区切りを向かえ、野鳥撮影のフィールドで、人や野鳥との出会いを通じて、これからの人生をより豊かにすることができればと願っています。PENTAXのスコープを利用して、どこかのフィールドで野鳥撮影をしている姿(背が高く、メガネをかけている人物)を見かけましたら、気軽に声をかけてくださいね。
それでは、野鳥を愛でる皆さんとの出会いを楽しみに、今回はひとまず筆をおきたいと思います。ありがとうございました。