第1回 カワセミから始まったデジスコとのお付き合い
どうやって撮影する?
2002年の夏ごろだったでしょうか。ネット上でふと目にしたカワセミ(翡翠)の写真を見て、「小さくて美しい翡翠を、どうやったらこんなに大きく写すことができるのだろう?」と、私の興味と好奇心がくすぐられたのが始まりでした。「これを撮影するには、どんな機材が必要で、どうすれば撮影できるのか?」、「こんなに美しい鳥は、どこで見られるのだろうか?」と、次から次へと思いが膨らんでくる自分に気が付くことになったのです。
生まれてからの50数年間、野鳥に特別関心があったわけではないのですが、それからはもう、「とにかく一度野鳥写真を撮りたい」という気持ちから、野鳥写真に関するサイトを見て廻りました。しかしその当時は、あまり野鳥撮影の情報は多く見受けられなかったのですが、簡便で大きく野鳥を撮影する方法として、「デジスコ」という撮影方法があることを知り、とりあえずそれらの機材をそろえてみることにしたのが、私と野鳥との付き合いのはじまりです。
Joypapaさんについて
野鳥に魅せられて以来、その姿を収めるために人一倍の情熱を燃やすJoypapaさん。独自の視点で撮影活動にいそしんでいらっしゃいます。
出会いはJBFのデモ
2年ほど前のJBF(ジャパンバードフェスティバル)に出掛けた日のこと、その会場でペンタックスがスポッティングスコープのデモンストレーションをしていました。そのスコープに取り付けられているカメラは他社の製品でしたが、その当時私が使っていたカメラと同じで、ケラレのないシステムを構築できるのは珍しかったと記憶しています。
そのデモ機を試写をさせてもらったところ、今までのスコープでは出すことのできない色合い、色味、柔らかな諧調表現に感心し、購入を決めました。ペンタックスとはそれ以来の付き合いで、今でも最大の特徴であると思っています。
最近は多くのデジスコーパーたちが写真を撮られていますが、今回選んだ写真などは、Joypapaあるいはペンタックスの写真だと一目でわかるのではないかと思う発色をしていると思います。