狙った瞬間を確実に撮り切る、撮影機能。
HD PENTAX-D FA150-450mmF4.5-5.6ED DC AW
絞り:F8.0、シャッタースピード:1/1250秒、露出補正:0.0EV、感度:ISO800、ホワイトバランス:太陽光、カスタムイメージ:風景、
AFモード:コンティニュアス[コマ速優先]
HD PENTAX-D FA150-450mmF4.5-5.6ED DC AW
絞り:F8.0、シャッタースピード:1/1250秒、露出補正:0.0EV、感度:ISO800、ホワイトバランス:太陽光、カスタムイメージ:風景、
AFモード:コンティニュアス[コマ速優先]
ファインダーは視野率約100%、倍率約0.7倍(FA50mm F1.4・∞)。35ミリフルサイズ一眼レフならではの大きくヌケがよい視野で、集中して被写体と対峙できます。また、視野のすみずみまで収差が少なく、高品位の見え味です。フォーカシングスクリーンは、ナチュラルブライトマットⅢ。ピントの山がつかみやすく、マニュアルフォーカスでの撮影も快適に楽しめます。
1透過型液晶
ファインダーに透過型液晶を採用。グリッド表示の有無など、必要な情報を選び、ファインダー視野で確認することが可能です。被写体から眼を離すことなく、電子水準器でカメラの傾きを正す、グリッドを手がかりに構図を整えるなど、作画の利便性が向上します。
視野内に透過表示するグリッド、電子水準器、AFフレーム、スポット測光フレームは、それぞれ独立して表示/非表示を選択でき、多様な撮影状況や撮影スタイルに対応が可能です。
電子水準器は左右/前後の傾きを2本のバーで表示。露出バーを利用する従来方式より見やすく、カメラの傾きと露出の状態を同時にチェックできるなど、ファインダー撮影時の利便性を向上させています。
約8.6万画素RGBセンサーとPRIME Ⅳの連携により、画面内の輝度分布、被写体の色や動きから的確にシーンを判断するペンタックス リアルタイムシーン解析システム。新たに人工知能分野の最新のトレンドであるディープラーニングを応用した画像認識アルゴリズム※を搭載し、シーン判別に新たな知見を獲得しました。これにより、さらに高い精度の安定した測光と自動露出制御、画像仕上げ、オートフォーカスを実現しています。
35ミリフルサイズの広い画面に対して構図の自由度を向上させるべく、最新のAFシステムSAFOX 12(光源検知機能付き)を搭載。ワイドな測距範囲を実現しています。長い測距光に対応するため、AFユニット内で光を折り返す合理的な手法を採用。さらにコンデンサーレンズの最適化により、33点もの測距点を配置するなど、AFユニットの小型化と高性能化を同時に達成しています。
最新のアルゴリズムを搭載することにより、AFスタートから合焦までを高速化しました。さらに、被写体と背景の色が同じようなシーンでも、的確に被写体の動きをキャッチ。画面内を上下左右に動くような被写体に対しても追従性がアップしています。K-1と比較してAF性能が総合的に進化しました。
測距点は33点。撮影上で重要となるエリアをカバーするよう高密度に配置しました。また、被写体の捕捉性能に優れたクロスタイプAFを25点に採用しています。
中央3点でF2.8光束対応・高精度AFが可能。被写界深度の浅い大口径レンズを使用時、ピントへのシビアな要求に応えます。
使用する測距点を9点に限定。中央1点の移動に合わせ、ゾーン全体を上下左右に動かせます。そのゾーンの中で自動的に被写体を検知し、ピント合わせと追尾を行います。
任意の1点を選択。その1点でピント合わせ後、被写体が動いて測距点を外れた場合は、エリア内の測距点が自動追尾します。エリアは9点、25点、33点から選択が可能です。
ペンタックス リアルタイムシーン解析システムと連携し、被写体の色などから動きを判断。カメラが測距点を移動させながらピント合わせを継続します。
高い解像力に加え色の識別能力も備えた、約8.6万画素RGBセンサーを搭載。被写体の形と色、動きを精度よく検知することにより、豊富な情報の取得と、それに裏付けられた的確なシーン解析を実現しています。
[AUTO:シーンアナライズオート]は、ペンタックス リアルタイムシーン解析システムにより自動的に最適な露出制御や、画像仕上げを実現する機能です。また、光学ファインダーでの撮影時には、人工知能のディープラーニングを応用したアルゴリズムのアシストによりさまざまなシーンから得た知見を活かした、より詳細なシーンの判別が行われます。
[P:プログラム][Tv:シャッター優先][Av:絞り優先]を搭載。さらに、ISO感度を積極的に利用して標準露出を確保する、独自の[Sv:感度優先][TAv:シャッター&絞り優先]も加え、動感と被写界深度を自在にコントロールできる豊富なAE機能を備えました。露出補正は±5EV(静止画撮影時)。設定範囲が幅広く、自在な露出制御を可能にします。
露出モード[P]は、ペンタックス伝統のハイパープログラム。前後の電子ダイヤルを操作することにより、標準露出を確保したまま任意の絞り値、またはシャッター速度にシフトでき、逐一モードを[Tv]や[Av]に切り替える必要がありません。
USERモードやFxボタンの拡充、コントロールパネルの配置変更によるアクセス性の向上、誤操作防止など、多彩な設定変更により優れた使いやすさを実現しました。
撮影意図や被写体に応じて5モードを登録可能。
各機能の設定状態を一覧で確認・変更できるコントロールパネルの表示項目と並び順を自由に設定可能。
誤操作を防ぐため、操作ボタンやダイヤルを一時的に無効にすることができます。ロックする対象は、意図しない露出変更を防ぐ[Type1]、誤操作を防ぐ[Type2]から選択可能です。
タイプ | ロックされるボタン・ダイヤル |
---|---|
Type1 | |
Type2 |
26項目を搭載。
35ミリフルサイズイメージセンサーに対応した電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッターを搭載。最高シャッター速度は1/8000秒で、明るい環境でも絞りを開き、大型イメージセンサーのボケ味を活かした撮影が可能です。シンクロ同調速度は1/200秒。小型・軽量、かつ動作精度と耐久性のバランスに優れたユニットを採用しています。
連続撮影速度は、最高約4.4コマ/秒。また、3コマ/秒(CM)、0.7コマ/秒(CL)に設定することもでき、スマートファンクションですばやく切り替えが可能です。さらにAPS-Cクロップ時は、最高約6.4コマ/秒まで連続撮影速度がアップ。動きの速い被写体にも対応できます。
大容量バッファメモリーの搭載により、ゆとりある連続撮影可能枚数を確保しました。CH時でJPEG約70コマ(RAW約17コマ)、CM時でJPEG約100コマ(RAW約20コマ)、CL時でJPEG約100コマ(RAW約100コマ)まで連続撮影を続けることが可能です。
カメラを小型化し、フィールドでの使いやすさを高めること、その思想はK-1 Mark IIにも継承されています。ファインダー内の機構の最適配置により高さを抑えるほか、シャッターチャージ系とミラー駆動系のブロックを合理的に構成するなど、実装密度を高めてコンパクトなボディを実現しています。
前)当社APS-Cサイズ一眼レフ [K-3 II]
後)35ミリフルサイズ一眼レフ [K-1 Mark II]
35ミリフルサイズイメージセンサーに対応し、かつ視野率約100%のファインダー光束をカバーするためには、メインミラーおよびミラーボックスの大型化が不可避でした。そこで、ミラーアップと同時にメインミラーが退避する新機構を開発。ミラーボックスの大型化を極限まで抑えています。
フローティングミラー構造模式図