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入賞作品発表

「リコーイメージング PENTAX / GR フォトコンテスト」は、お客様への感謝と、当社ユーザー同士の交流、さらに写真に対する新たな楽しみ方を再発見する機会になることを願い、自由な感性で捉えた作品を募集いたしました。

今年度は部門を「PENTAX部門」「GR部門」に分け、撮影プロセスまで愉しめるカメラにこだわる「PENTAX」、最強のスナップシューターを追求し続ける「GR」で撮影された皆さまの力作を募集いたしました。
今年は新たな試みとして中国の公式写真クラブである理光缤纷会会員からも募集を行い、全国及び中国から多数の力作をご応募いただきました。ありがとうございました。

審査員には、第一線で活躍され、リコーフォトアカデミーや当社WEBサイトでも馴染みのある写真家、赤城 耕一氏、小林 義明氏を迎え、部門毎にグランプリをはじめ、若い世代の育成および支援を目的としたU-25奨励賞など全40点の入賞作品を選定いたしました。おめでとうございます。

ここに入賞作品を発表いたします。



<審査員総評>

先の見えない新型コロナウイルス蔓延の中、撮影に出かけるのもはばかられるような状況下においても、驚くほど多くの応募がありました。

選考は長時間を要し、PENTAX、GR、THETA等のユーザーの皆様の作品をすべてしっかりと目に焼きつけましたが、作品の強いパワーに圧倒され、写真の力によって軽く酔ってしまったほどです。中国からの応募作も、とても優れた作品、興味深い作品が多く、全体を通して秀逸な作品が多く選考は難航しました。

偶然にもPENTAX部門のグランプリは日本から千代美沙子さん、GR部門のグランプリは中国の于丰畅さんに決定しました。いずれも現代の写真作家らしい視点と優れた技術による見事な作品です。

写真は撮影者の心を満たし、かつ自分の心の動きや想いを見る人に伝えることもできます。そこから得られるものは、必ずしも幸福な気持ちだけになるとは限りませんが、先行き不安な現在であるからこそ、撮影者と鑑賞者の気持ちが写真によって繋がることは嬉しいことです。

基本的に写真作品に言葉の壁はありません。人間は写真を見ることだけでも感情を動かすことができます。写真の役割は間違いなく今後ますます重要になってくるのではないかと考えています。

赤城 耕一


今回のリコーイメージング PENTAX / GR フォトコンテストは中国の会員も参加して、国際的なにぎやかなコンテストとなりました。また、写真のジャンル分けがなく、風景もスナップもポートレートも一緒の舞台で比較することとなり、緊張感の高い楽しい審査となりました。

全体の印象としては、コロナのせいで遠出しにくかったせいか、身近なところでの作品が多かったように思います。そして、中国勢のパワーを感じました。目新しいということだけでなく、どうしたら伝わるかをしっかり考え撮っているように思います。そのあたりは入選作品を見てください。

もうひとつ印象に残っているのは、組写真の作り方です。1点だといい作品なのですが、組写真にしたために選外となってしまったものがいくつかありました。赤城先生と「これ単写真ならいいのに〜〜」と何度話をしたことでしょう。核となる1枚を中心にどんなカットを組み合わせれば世界を広げられるのか、考えて次のコンテストに備えて欲しいです。

私としてはコンテスト向きの写真よりも、作者の気持ちが伝わってくる写真を選んだつもりです。どう被写体と向き合っているか、写真には現れてきますからね。

小林 義明

入賞作品


グランプリ

空に憧れて
千代 美沙子(東京都)
選評:
写真は目の前の現実を見て対応する表現です。しかも瞬時に自分の見た世界が写ります。作品の1枚には一つのモチーフしか写されていない、一見すると孤独なイメージなようですが、人も鳥も飛行機も鑑賞する私たちと不思議な繋がりが生まれてくるようです。晴天の空を見上げた時に感じる私たちの喜び。すなわち世界は素晴らしいという共通した印象を持ちます。私たちはこの思いを共有したいのかもしれません。(赤城)
見ていると暖かい気持ちになれる作品です。それぞれの写真には構図の甘さもあるように感じますが、写真としていちばん大切な、気持ちが伝わるという部分で今回応募された作品のなかではいちばんだったと思いました。組み合わせ方や統一された色使いなどもうまいです。なによりも、空に憧れる純粋な気持ち、私も持ち続けていたいものです。(小林)
空に憧れて
千代 美沙子(東京都)
選評:
写真は目の前の現実を見て対応する表現です。しかも瞬時に自分の見た世界が写ります。作品の1枚には一つのモチーフしか写されていない、一見すると孤独なイメージなようですが、人も鳥も飛行機も鑑賞する私たちと不思議な繋がりが生まれてくるようです。晴天の空を見上げた時に感じる私たちの喜び。すなわち世界は素晴らしいという共通した印象を持ちます。私たちはこの思いを共有したいのかもしれません。(赤城)

見ていると暖かい気持ちになれる作品です。それぞれの写真には構図の甘さもあるように感じますが、写真としていちばん大切な、気持ちが伝わるという部分で今回応募された作品のなかではいちばんだったと思いました。組み合わせ方や統一された色使いなどもうまいです。なによりも、空に憧れる純粋な気持ち、私も持ち続けていたいものです。(小林)

金賞

Last Burning
彭峥(中国)
選評:
私自身は鉄道には関心はないのですが、この作品にはとても惹かれました。鉄道そのものよりも蒸気機関車が生きている人間のような躍動を持って、こちらに攻めてくるように走ってきます。あえてディテールを省略することで際立つ、美しい火花と煙、鈍く光ったレール。この力強さには高速で走る電車はかなわないでしょう。見事な作品です。(赤城)

SLの写真は人気ですが、薄暗いなか煙と火の粉をあげながら力強く走るSLの姿、こんなイメージの写真は初めてで、SLの魅力を凝縮したような作品です。必要最低限の要素だけを見せることで、想像力が刺激され見ている人の数だけ世界が広がります。このトーンで蒸気がギリギリ写せる明るさや時間帯を見極めた努力がしっかりと実を結びましたね。(小林)
Last Burning
彭峥(中国)
選評:
私自身は鉄道には関心はないのですが、この作品にはとても惹かれました。鉄道そのものよりも蒸気機関車が生きている人間のような躍動を持って、こちらに攻めてくるように走ってきます。あえてディテールを省略することで際立つ、美しい火花と煙、鈍く光ったレール。この力強さには高速で走る電車はかなわないでしょう。見事な作品です。(赤城)

SLの写真は人気ですが、薄暗いなか煙と火の粉をあげながら力強く走るSLの姿、こんなイメージの写真は初めてで、SLの魅力を凝縮したような作品です。必要最低限の要素だけを見せることで、想像力が刺激され見ている人の数だけ世界が広がります。このトーンで蒸気がギリギリ写せる明るさや時間帯を見極めた努力がしっかりと実を結びましたね。(小林)

銀賞

陽光に染まる
持田 恭茂(神奈川県)
選評:
山岳写真も私はまったくの素人なのですが、朱色に染まる富士山の美しさは私にもよくわかります。そしてこうした撮影チャンスが滅多に訪れないことも。天気さえも味方につけた作者。そしてここぞというときは確実にチャンスを捉える腕前。山は静物ではないのです。どこか動体を捉えたような印象を受けるのは、刻々と光が変化してゆくからでしょうか。(赤城)

真っ赤に焼けた富士山の存在感が魅力的な作品です。富士山の写真というと天候的な現象などとの組み合わせのことが多いのですが、この写真は富士山そのものの力強さが伝わってくる写真だと思います。上下に黒と青の空間を残した画面構成も、赤みを引き立てて見事です。雪のない富士山を絵にするは難しいですが、いい瞬間に出会いました。(小林)
陽光に染まる
持田 恭茂(神奈川県)
選評:
山岳写真も私はまったくの素人なのですが、朱色に染まる富士山の美しさは私にもよくわかります。そしてこうした撮影チャンスが滅多に訪れないことも。天気さえも味方につけた作者。そしてここぞというときは確実にチャンスを捉える腕前。山は静物ではないのです。どこか動体を捉えたような印象を受けるのは、刻々と光が変化してゆくからでしょうか。(赤城)

真っ赤に焼けた富士山の存在感が魅力的な作品です。富士山の写真というと天候的な現象などとの組み合わせのことが多いのですが、この写真は富士山そのものの力強さが伝わってくる写真だと思います。上下に黒と青の空間を残した画面構成も、赤みを引き立てて見事です。雪のない富士山を絵にするは難しいですが、いい瞬間に出会いました。(小林)
流浪者与狗 Wanderer and dog
金庚 (中国)
選評:
どういう境遇でこの場所に犬といるのかは写真からはわかりません。手の汚れなどを見るとホームレスの方かもしれませんが、惨めな感じは微塵もありません。人間も犬も顔立ちが立派で尊厳を失っていないように感じます。鈍い夜の光の中での印象的なシーンはまるで映画を見ているような感じさえします。(赤城)

路上に座り込んでいる男性。その隣には服を着た愛犬が座っています。冬の路上にいるホームレスと想像できますが、悲壮感や寒さは感じられず、むしろ暖かみを感じる写真です。男性の左手はそっと愛犬を抱くように添えられ、その絆が強いものだと物語っています。作者もその二人の関係に惹かれてシャッターを押したのではないでしょうか。(小林)
流浪者与狗 Wanderer and dog
金庚 (中国)
選評:
どういう境遇でこの場所に犬といるのかは写真からはわかりません。手の汚れなどを見るとホームレスの方かもしれませんが、惨めな感じは微塵もありません。人間も犬も顔立ちが立派で尊厳を失っていないように感じます。鈍い夜の光の中での印象的なシーンはまるで映画を見ているような感じさえします。(赤城)

路上に座り込んでいる男性。その隣には服を着た愛犬が座っています。冬の路上にいるホームレスと想像できますが、悲壮感や寒さは感じられず、むしろ暖かみを感じる写真です。男性の左手はそっと愛犬を抱くように添えられ、その絆が強いものだと物語っています。作者もその二人の関係に惹かれてシャッターを押したのではないでしょうか。(小林)

U-25奨励賞

いとなみ
長本 直之(埼玉県)
選評:
無造作に積み上げられたゴミ袋の脇にリンゴをかじる広告写真があります。顔のない無機的な写真とゴミ袋は等価な価値にも見えてきます。都市ではこうした不思議な光景に偶発的に出逢うことがありますが、作者は確実に記録しています。これとて、ゴミが収集されてしまえば単なる平凡な街写真になってしまったかもしれないのです。(赤城)

「いとなみ」というタイトルから、現代の消費社会に疑問を持ってシャッターを押したジャーナリスティックな写真だと解釈しました。最近のインスタ映えのような他人からウケを意識せず、自分の考えをストレートに伝えることは写真のもうひとつの存在意義でもあります。自分の考えを写真を通して分かりやすく伝えられるよう頑張って欲しいです。(小林)
いとなみ
長本 直之(埼玉県)
選評:
無造作に積み上げられたゴミ袋の脇にリンゴをかじる広告写真があります。顔のない無機的な写真とゴミ袋は等価な価値にも見えてきます。都市ではこうした不思議な光景に偶発的に出逢うことがありますが、作者は確実に記録しています。これとて、ゴミが収集されてしまえば単なる平凡な街写真になってしまったかもしれないのです。(赤城)

「いとなみ」というタイトルから、現代の消費社会に疑問を持ってシャッターを押したジャーナリスティックな写真だと解釈しました。最近のインスタ映えのような他人からウケを意識せず、自分の考えをストレートに伝えることは写真のもうひとつの存在意義でもあります。自分の考えを写真を通して分かりやすく伝えられるよう頑張って欲しいです。(小林)

銅賞

Mandrill
赵银莺(中国)
選評:
マンドリルの顔をアップで切り取ったインパクトのあるポートレートです。もともと原色のインパクトが強い模様が顔にあるのでフォトジェニックな被写体ですが、葉っぱを咥えている人間らしい仕草がさらに見る人のイメージを刺激します。日本では寅さんがサルになったらこんなイメージになるのではないかなと思ってしまいました。(小林)
Mandrill
赵银莺(中国)
選評:
マンドリルの顔をアップで切り取ったインパクトのあるポートレートです。もともと原色のインパクトが強い模様が顔にあるのでフォトジェニックな被写体ですが、葉っぱを咥えている人間らしい仕草がさらに見る人のイメージを刺激します。日本では寅さんがサルになったらこんなイメージになるのではないかなと思ってしまいました。(小林)
行って来ます…(手術前)
森山 靜水 (福岡県)
選評:
手術室に入る直前なのでしょうか、医師も看護師も満面の笑みであることがマスク越しでもわかります。まったく深刻さを感じさせない雰囲気がとても良いと思いますし、3人の気持ちがこちらに伝わってきます。病気はメンタル面から病状が左右されることもあると言われますが、これなら患者さんの快復も早いのではないでしょうか。(赤城)
行って来ます…(手術前)
森山 靜水 (福岡県)
選評:
手術室に入る直前なのでしょうか、医師も看護師も満面の笑みであることがマスク越しでもわかります。まったく深刻さを感じさせない雰囲気がとても良いと思いますし、3人の気持ちがこちらに伝わってきます。病気はメンタル面から病状が左右されることもあると言われますが、これなら患者さんの快復も早いのではないでしょうか。(赤城)
月虹 福貴野の滝
髙橋 純寿(広島県)
選評:
月明かりに照らされた滝、その滝壺には虹が架かり、幻想的な景色です。星空も画面にいれたことでさらに魅力的な景色になりました。月明かりで撮影している部分と空の露出を合わせることや虹が出てくるような位置に月が来るタイミングなど、いろいろ苦労したことと思います。こう撮りたいというイメージをうまく完成させたと思います。(小林)
月虹 福貴野の滝
髙橋 純寿(広島県)
選評:
月明かりに照らされた滝、その滝壺には虹が架かり、幻想的な景色です。星空も画面にいれたことでさらに魅力的な景色になりました。月明かりで撮影している部分と空の露出を合わせることや虹が出てくるような位置に月が来るタイミングなど、いろいろ苦労したことと思います。こう撮りたいというイメージをうまく完成させたと思います。(小林)
Meek
金林 (中国)
選評:
美しいポートレート、大胆な切り取り方にはっとさせられます。差し込んだ光も素敵なアクセントになりました。シンプルな構成ゆえに強い印象ですが、確かな技術でモデルさんの魅力を引き出した作者も素晴らしいですが、優れたポートレートはモデルさんにも感謝せねばいけないといつも思います。(赤城)
Meek
金林 (中国)
選評:
美しいポートレート、大胆な切り取り方にはっとさせられます。差し込んだ光も素敵なアクセントになりました。シンプルな構成ゆえに強い印象ですが、確かな技術でモデルさんの魅力を引き出した作者も素晴らしいですが、優れたポートレートはモデルさんにも感謝せねばいけないといつも思います。(赤城)
Girl in the Wind
康永峰(中国)
選評:
一筋の風が逆光に光る少女の髪をなびかせています。透明感を感じさせる素敵な作品ですが、少し大人びてみえるその表情、仕草や視線の位置にも独自の魅力があります。上半身を大胆に大きく切り取ったフレーミング、背景にボケてみえる街並みの美しさも作品をより盛り上げてドラマティックに見えます。(赤城)
Girl in the Wind
康永峰(中国)
選評:
一筋の風が逆光に光る少女の髪をなびかせています。透明感を感じさせる素敵な作品ですが、少し大人びてみえるその表情、仕草や視線の位置にも独自の魅力があります。上半身を大胆に大きく切り取ったフレーミング、背景にボケてみえる街並みの美しさも作品をより盛り上げてドラマティックに見えます。(赤城)
车窗 Window
李预端(中国)
選評:
駅舎に停まった列車の3景です。まるで映画か舞台をみているようです。窓から顔を出す乗客の目力が強く、引き込まれてしまいました。選択したレンズの焦点距離もよく、落ち着いてフレーミングしています。状況を説明するというよりも、人間たちの暮らしや営みを感じさせる作品として、心に残る作品といえます。(赤城)
车窗 Window
李预端(中国)
選評:
駅舎に停まった列車の3景です。まるで映画か舞台をみているようです。窓から顔を出す乗客の目力が強く、引き込まれてしまいました。選択したレンズの焦点距離もよく、落ち着いてフレーミングしています。状況を説明するというよりも、人間たちの暮らしや営みを感じさせる作品として、心に残る作品といえます。(赤城)
晨舞 Morning dance
谢卫红(中国)
選評:
私はあまり高いところが得意ではないのですが、まるでサーカスの綱渡りのごとく工事中のビルなのでしょうか、両手を大きく広げてまるでバランスをとるように足場を歩いてゆく男性に敬意を表したくなりました。美しい夕日をバックにこのような情景をものにした作者の腕前は見事で、鮮鋭な画質がまた魅力的ですね。(赤城)
晨舞 Morning dance
谢卫红(中国)
選評:
私はあまり高いところが得意ではないのですが、まるでサーカスの綱渡りのごとく工事中のビルなのでしょうか、両手を大きく広げてまるでバランスをとるように足場を歩いてゆく男性に敬意を表したくなりました。美しい夕日をバックにこのような情景をものにした作者の腕前は見事で、鮮鋭な画質がまた魅力的ですね。(赤城)
秋空の下で
折笠 さつき(滋賀県)
選評:
美しくも大胆なフレーミングによって構成された運動会です。いわゆる家族の運動会記念写真ではないのですが、どこか心に残るのはなぜでしょうか。ともに集い、ともに行動する人間のさまが一部を切り取ることで美しくもあり、時として滑稽なようにも見えてきます。少し引いた視線で行動とか様式を考えると写真にはこう写るわけです。(赤城)
秋空の下で
折笠 さつき(滋賀県)
選評:
美しくも大胆なフレーミングによって構成された運動会です。いわゆる家族の運動会記念写真ではないのですが、どこか心に残るのはなぜでしょうか。ともに集い、ともに行動する人間のさまが一部を切り取ることで美しくもあり、時として滑稽なようにも見えてきます。少し引いた視線で行動とか様式を考えると写真にはこう写るわけです。(赤城)
アーキテクチャの脈動
佐久間 健(千葉県)
選評:
街で見かけるパターンを美しいトーンで再現することで、いっそう魅力的なものに見せています。プリントの仕上げが良かったのは、被写体をみつけてから仕上げるまでのイメージがしっかりできているからですね。自然も面白いフォルムやパターンを見せてくれますが、それを発見し切り取る楽しさは写真ならではのものだと思います。(小林)
アーキテクチャの脈動
佐久間 健(千葉県)
選評:
街で見かけるパターンを美しいトーンで再現することで、いっそう魅力的なものに見せています。プリントの仕上げが良かったのは、被写体をみつけてから仕上げるまでのイメージがしっかりできているからですね。自然も面白いフォルムやパターンを見せてくれますが、それを発見し切り取る楽しさは写真ならではのものだと思います。(小林)
Shadow Fantasy
髙橋 豊(千葉県)
選評:
カマキリの姿をシルエットにいろいろな色を背景に撮影したファンタジーの世界。ちいさくても力強く生きる、孤独な狩人といったイメージが湧いてきました。弱肉強食の世界で、生まれたときから単独で狩りをしている生き方は寂しさを感じないのだろうかと考えてしまいました。じっくり被写体を見つめている感じが伝わってくるのもいいですね。(小林)
Shadow Fantasy
髙橋 豊(千葉県)
選評:
カマキリの姿をシルエットにいろいろな色を背景に撮影したファンタジーの世界。ちいさくても力強く生きる、孤独な狩人といったイメージが湧いてきました。弱肉強食の世界で、生まれたときから単独で狩りをしている生き方は寂しさを感じないのだろうかと考えてしまいました。じっくり被写体を見つめている感じが伝わってくるのもいいですね。(小林)
問いかけ
町田 平(埼玉県)
選評:
タブレットを真剣に見ているお父さんの顔を興味津々に見つめる赤ちゃんの表情がとても微笑ましいですね。それぞれの手の動きにも表情があって、感情を伝えています。室内の自然光ですが、まるで計算してライティングしたような光の使い方もうまいと思います。身内だからこそ撮れる自然なスナップ写真で、一生の想い出になる一枚ですね。(小林)
問いかけ
町田 平(埼玉県)
選評:
タブレットを真剣に見ているお父さんの顔を興味津々に見つめる赤ちゃんの表情がとても微笑ましいですね。それぞれの手の動きにも表情があって、感情を伝えています。室内の自然光ですが、まるで計算してライティングしたような光の使い方もうまいと思います。身内だからこそ撮れる自然なスナップ写真で、一生の想い出になる一枚ですね。(小林)
冬の気配
堀内 朱美(大阪府)
選評:
これから冬がやってくる北の大地の雰囲気をうまく組写真で表現できていて、好きな作品です。最後のユキムシが特にいいのですが、これは北国の人でもきちんとユキムシを見たことがないと伝わらないのかなと思いました。この作品をベースとして、点数を増やしてまとめると、より壮大な物語になると思いますので、挑戦して欲しいです。(小林)
冬の気配
堀内 朱美(大阪府)
選評:
これから冬がやってくる北の大地の雰囲気をうまく組写真で表現できていて、好きな作品です。最後のユキムシが特にいいのですが、これは北国の人でもきちんとユキムシを見たことがないと伝わらないのかなと思いました。この作品をベースとして、点数を増やしてまとめると、より壮大な物語になると思いますので、挑戦して欲しいです。(小林)
甕猫
イェギン髙濱 さゆり(スイス)
選評:
甕のフォルムラインが優しく、光が優しく美しいですね。甕の中の猫は自分では隠れているつもりなのかもしれませんが、思惑とは異なり、思い切り目立っていますね。耳をピンと立てている猫の姿がとても愛らしいです。見えない顔の部分を想像し、思わず、写真を上から覗き込みそうになってしまいました。(赤城)
甕猫
イェギン髙濱 さゆり(スイス)
選評:
甕のフォルムラインが優しく、光が優しく美しいですね。甕の中の猫は自分では隠れているつもりなのかもしれませんが、思惑とは異なり、思い切り目立っていますね。耳をピンと立てている猫の姿がとても愛らしいです。見えない顔の部分を想像し、思わず、写真を上から覗き込みそうになってしまいました。(赤城)
光の羽衣
山下 陽子 (大阪府)
選評:
大胆かつ美しい光の羽衣。写真ならではのマジックで幻想的な作品になりました。光の透明感と光跡が美しいです。撮影場所のシチュエーションからみて、あらかじめロケハンを行い綿密に計算されて撮影されているのだろうと想像します。空の再現性がリアルですが、これが現実という舞台装置の中であることを知らしめ、成功しています。(赤城)
光の羽衣
山下 陽子 (大阪府)
選評:
大胆かつ美しい光の羽衣。写真ならではのマジックで幻想的な作品になりました。光の透明感と光跡が美しいです。撮影場所のシチュエーションからみて、あらかじめロケハンを行い綿密に計算されて撮影されているのだろうと想像します。空の再現性がリアルですが、これが現実という舞台装置の中であることを知らしめ、成功しています。(赤城)
雪鳥
北野 正(鳥取県)
選評:
雪が降るなかびっしりと集まったオシドリの群れ。特徴である鮮やかな顔の模様が同じ方向を向くことで生まれるパターンが面白いですね。雪の白い点とオシドリの目の黒い点の対比もいいですし、羽ばたいている羽根も動きを感じさせます。自然が作り出すフォルムの美しさに気づいただけでなく、いい気象条件を活かすこともできましたね。(小林)
雪鳥
北野 正(鳥取県)
選評:
雪が降るなかびっしりと集まったオシドリの群れ。特徴である鮮やかな顔の模様が同じ方向を向くことで生まれるパターンが面白いですね。雪の白い点とオシドリの目の黒い点の対比もいいですし、羽ばたいている羽根も動きを感じさせます。自然が作り出すフォルムの美しさに気づいただけでなく、いい気象条件を活かすこともできましたね。(小林)

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