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入賞作品


自由部門

金賞

幻想空間
池 厚一郎 (神奈川県)
選評:
ソリッドでグラフィカルなモノクローム表現によって、多くの応募作の中でも特に際立って感じられた組写真です。グレーを削ぎ落とした黒と白の明瞭な境界が鋭い線となって描かれ、アブストラクトな画面構成でありながら力強くシャープな印象を与えるようです。都市の造形を自らの視点と階調表現で良く再現した、積極的な表現意欲が感じられる作品です。(大和田)

全体的に黒い画面の中に、光と線。本来は点である光源は広がって丸になる。光があるからこそ、線が浮かび上がる。とにかく切り取り方がうまいです。さらに、シャープな線だけでなく、光の白が黒に広がっていくグラデーションが美しい作品です。人が誰もいない、白と黒、光と線だけの無機的な都市は、作者にとって幻想空間なのでしょう。(林)
幻想空間
池 厚一郎 (神奈川県)
選評:
ソリッドでグラフィカルなモノクローム表現によって、多くの応募作の中でも特に際立って感じられた組写真です。グレーを削ぎ落とした黒と白の明瞭な境界が鋭い線となって描かれ、アブストラクトな画面構成でありながら力強くシャープな印象を与えるようです。都市の造形を自らの視点と階調表現で良く再現した、積極的な表現意欲が感じられる作品です。(大和田)

全体的に黒い画面の中に、光と線。本来は点である光源は広がって丸になる。光があるからこそ、線が浮かび上がる。とにかく切り取り方がうまいです。さらに、シャープな線だけでなく、光の白が黒に広がっていくグラデーションが美しい作品です。人が誰もいない、白と黒、光と線だけの無機的な都市は、作者にとって幻想空間なのでしょう。(林)

銀賞

娘のオタマジャクシとエール
長尾 正樹 (兵庫県)
選評:
記録の観点から捉えられた、豊かな青春群像であると思います。黒く書き込まれた自分だけの楽譜と、友人たちの寄せ書き。ここに写されているのは、個人的な、その人とごく周囲の人にしか見ることができない風景です。誰も見たことがない光景や新しいイメージは、実は最も身近な手の届く範囲にこそあるのだということが、良く分かります。(大和田)

「青春」という言葉、なんだか気恥ずかしいですが、この作品は、青春そのものですね。吹奏楽部でしょうか?音楽にかける娘さんを、たくさんの注意点が書き込まれた楽譜や、部員の優しい寄せ書きで表現しています。自分の子供だと、つい子供本人を写したくなりますが、その時、周りにあるものを写真で残してあげることも、大切な一つの方法ですね。(林)
娘のオタマジャクシとエール
長尾 正樹 (兵庫県)
選評:
記録の観点から捉えられた、豊かな青春群像であると思います。黒く書き込まれた自分だけの楽譜と、友人たちの寄せ書き。ここに写されているのは、個人的な、その人とごく周囲の人にしか見ることができない風景です。誰も見たことがない光景や新しいイメージは、実は最も身近な手の届く範囲にこそあるのだということが、良く分かります。(大和田)

「青春」という言葉、なんだか気恥ずかしいですが、この作品は、青春そのものですね。吹奏楽部でしょうか?音楽にかける娘さんを、たくさんの注意点が書き込まれた楽譜や、部員の優しい寄せ書きで表現しています。自分の子供だと、つい子供本人を写したくなりますが、その時、周りにあるものを写真で残してあげることも、大切な一つの方法ですね。(林)
舞台裏
若月 保宏 (兵庫県)
選評:
写された被写体の情報ではなく、その裏側に秘められたストーリーへ想像力が働く一枚です。気配や雰囲気といった、写らない表現を多分に含むことで、写真は多様な暗示を見る側に働きかけます。染みや折り目のついた布の質感と、影で描かれたジャケットのシルエット。そこに作者は何を見ようとしたのか。それぞれに読み解く自由が用意された写真です。(大和田)

小劇団の楽屋?一人暮らしの部屋?ここから始まる物語を、いろいろ想像させてくれる作品です。色数も少なく、とにかくシンプルな画面だから、想像(妄想?)がより膨らむのでしょう。薄汚れているけど嫌な感じがしない布の黄色と、少し茶色になったぼんやりしたシルエットが、なんだか優しい感じがして、良かったです。(林)
舞台裏
若月 保宏 (兵庫県)
選評:
写された被写体の情報ではなく、その裏側に秘められたストーリーへ想像力が働く一枚です。気配や雰囲気といった、写らない表現を多分に含むことで、写真は多様な暗示を見る側に働きかけます。染みや折り目のついた布の質感と、影で描かれたジャケットのシルエット。そこに作者は何を見ようとしたのか。それぞれに読み解く自由が用意された写真です。(大和田)

小劇団の楽屋?一人暮らしの部屋?ここから始まる物語を、いろいろ想像させてくれる作品です。色数も少なく、とにかくシンプルな画面だから、想像(妄想?)がより膨らむのでしょう。薄汚れているけど嫌な感じがしない布の黄色と、少し茶色になったぼんやりしたシルエットが、なんだか優しい感じがして、良かったです。(林)

銅賞

静寂
阿部 直人 (大阪府)
選評:
テーブルの真ん中に置かれたピッチャー。人が、これから座るのか、今まで座って居たのか。いずれにせよ、明るく楽しい話ではないにしても、きっと未来の話だろうと想像しました。色被りした赤の色が効いています。(林)
静寂
阿部 直人 (大阪府)
選評:
テーブルの真ん中に置かれたピッチャー。人が、これから座るのか、今まで座って居たのか。いずれにせよ、明るく楽しい話ではないにしても、きっと未来の話だろうと想像しました。色被りした赤の色が効いています。(林)
二人の時
上田 哲郎 (神奈川県)
選評:
三枚のシークエンスに時や空間の連なりが感じられます。暖かな空気感が感じられつつ、過ぎていく時間の容赦のなさのようなものも同時に感じられるようです。 二人の表情の対比とその装いにも、豊かな物語が感じられます。(大和田)
二人の時
上田 哲郎 (神奈川県)
選評:
三枚のシークエンスに時や空間の連なりが感じられます。暖かな空気感が感じられつつ、過ぎていく時間の容赦のなさのようなものも同時に感じられるようです。 二人の表情の対比とその装いにも、豊かな物語が感じられます。(大和田)
H O P E
カワバタ トモキ (神奈川県)
選評:
とにかく色合いが目を引きました。車に乗って撮影したのでしょうか、ブレ具合も作品の魅力になっています。カラフルな塀の向こうに見える一本伸びた木が、作者にとって未来への希望に見えたのでしょう。(林)
H O P E
カワバタ トモキ (神奈川県)
選評:
とにかく色合いが目を引きました。車に乗って撮影したのでしょうか、ブレ具合も作品の魅力になっています。カラフルな塀の向こうに見える一本伸びた木が、作者にとって未来への希望に見えたのでしょう。(林)
熱帯夜
菅野 恵太郎 (埼玉県)
選評:
ざらりとした粗い質感が、夜の濃密な空気感を伝えるようです。シャープでありながら解像感の低い画像には、どこか絵画的なアプローチが感じられるようで、長く眺めていると細部から様々な発見が現れ出す作品です。(大和田)
熱帯夜
菅野 恵太郎 (埼玉県)
選評:
ざらりとした粗い質感が、夜の濃密な空気感を伝えるようです。シャープでありながら解像感の低い画像には、どこか絵画的なアプローチが感じられるようで、長く眺めていると細部から様々な発見が現れ出す作品です。(大和田)
廃校残像
求磨川 貞喜 (岡山県)
選評:
ビビッドな強い色彩とコントラストが、それぞれの被写体の存在感を良く描き出しています。指し示すように具体的なフレーミングは、モチーフ本来の意味を無視した超現実的な解釈を思わせるところがあります。 (大和田)
廃校残像
求磨川 貞喜 (岡山県)
選評:
ビビッドな強い色彩とコントラストが、それぞれの被写体の存在感を良く描き出しています。指し示すように具体的なフレーミングは、モチーフ本来の意味を無視した超現実的な解釈を思わせるところがあります。 (大和田)
Chaos
佐藤 祥知子 (東京都)
選評:
モチーフの色彩とフォルムを生かしつつ、作者が眺める主観的な視点を良く表した組写真です。リズム感の豊かな構図で描かれた画面全体には密度と緊張感があり、鋭いトゲや曲線の描写が作者の感情や思考の広がりを表すようです。 (大和田)
Chaos
佐藤 祥知子 (東京都)
選評:
モチーフの色彩とフォルムを生かしつつ、作者が眺める主観的な視点を良く表した組写真です。リズム感の豊かな構図で描かれた画面全体には密度と緊張感があり、鋭いトゲや曲線の描写が作者の感情や思考の広がりを表すようです。 (大和田)
自粛中の父子の遊び
眞保 拓郎・結一郎 (山梨県)
選評:
それぞれの視点が交差する、二人の関係性が写し出された組写真になっています。特に息子さんが捉えた構図や光が印象的で、父親が撮影したフラットな写真との対比が、子供の観察力の鮮やかさを象徴するようです。 (大和田)
自粛中の父子の遊び
眞保 拓郎・結一郎 (山梨県)
選評:
それぞれの視点が交差する、二人の関係性が写し出された組写真になっています。特に息子さんが捉えた構図や光が印象的で、父親が撮影したフラットな写真との対比が、子供の観察力の鮮やかさを象徴するようです。 (大和田)
夏の夜の夢
高橋 範吉 (神奈川県)
選評:
光の広がりや人々のシルエットが神々しく再現され、祭りと言うよりも、スモークが焚かれたクラブやライブハウスを思わせるようです。提灯の鮮やかな朱色とうごめくような無数の影が、恍惚と幻想をまとった独特な光景を描き出しています。(大和田)
夏の夜の夢
高橋 範吉 (神奈川県)
選評:
光の広がりや人々のシルエットが神々しく再現され、祭りと言うよりも、スモークが焚かれたクラブやライブハウスを思わせるようです。提灯の鮮やかな朱色とうごめくような無数の影が、恍惚と幻想をまとった独特な光景を描き出しています。(大和田)
薄らぐ勇姿
竹中 正一 (岐阜県)
選評:
時間を作っている工場。ぱっと見たときに、そんな空想をしました。屋外の時計は、上の方にあるイメージなのですが、この作品では、下の方にあるのが、面白く感じました。(林)
薄らぐ勇姿
竹中 正一 (岐阜県)
選評:
時間を作っている工場。ぱっと見たときに、そんな空想をしました。屋外の時計は、上の方にあるイメージなのですが、この作品では、下の方にあるのが、面白く感じました。(林)
ストリート・マンボウ
畠山 雄一郎 (宮城県)
選評:
ショーウィンドウの中のマンボウとガラスに写り込んだ古い建物。なんだかノスタルジックです。海底に沈んだ町を泳ぐマンボウといったところでしょうか。よく見ると一生懸命撮影する撮影者も写り込んでいて面白かったです。(林)
ストリート・マンボウ
畠山 雄一郎 (宮城県)
選評:
ショーウィンドウの中のマンボウとガラスに写り込んだ古い建物。なんだかノスタルジックです。海底に沈んだ町を泳ぐマンボウといったところでしょうか。よく見ると一生懸命撮影する撮影者も写り込んでいて面白かったです。(林)
ゲームチェンジ
曳地 正刀 (福島県)
選評:
ひび割れ、分裂したような人物の肖像が印象的です。質感描写にも優れ、暗く落ちたシャドウにも濃密な闇の空間が感じられるようです。モチーフに対して投影された作者の表現や思想が強く顕現した一枚だと思います。 (大和田)
ゲームチェンジ
曳地 正刀 (福島県)
選評:
ひび割れ、分裂したような人物の肖像が印象的です。質感描写にも優れ、暗く落ちたシャドウにも濃密な闇の空間が感じられるようです。モチーフに対して投影された作者の表現や思想が強く顕現した一枚だと思います。 (大和田)
食い逃げ
藤井 雅春 (大阪府)
選評:
氷詰にされた魚の塊、狙いに来た鷲、それを諦め顔でみる作業員。絶妙な構図ですね。タイトルも面白いです。(林)
食い逃げ
藤井 雅春 (大阪府)
選評:
氷詰にされた魚の塊、狙いに来た鷲、それを諦め顔でみる作業員。絶妙な構図ですね。タイトルも面白いです。(林)
追走
町田 平 (埼玉県)
選評:
下の子は、いつもお兄ちゃん、お姉ちゃんを追いかけていますよね。そして、興味津々で同じ世界を見て、真似するのでしょうね。服装、シチュエーションの違う3枚のバリエーションがとにかく良かったです。(林)
追走
町田 平 (埼玉県)
選評:
下の子は、いつもお兄ちゃん、お姉ちゃんを追いかけていますよね。そして、興味津々で同じ世界を見て、真似するのでしょうね。服装、シチュエーションの違う3枚のバリエーションがとにかく良かったです。(林)
ベスポジ
横谷 健治 (大阪府)
選評:
鮮やかな緑の色彩を広げた森の描写は透明感が高く、浅い被写界深度で浮き上がるように描かれた百葉箱が印象的です。写っているモノ以上に、その場の空気感や雰囲気といった、目に見えない粒子を捉えようとした写真であると感じました。 (大和田)
ベスポジ
横谷 健治 (大阪府)
選評:
鮮やかな緑の色彩を広げた森の描写は透明感が高く、浅い被写界深度で浮き上がるように描かれた百葉箱が印象的です。写っているモノ以上に、その場の空気感や雰囲気といった、目に見えない粒子を捉えようとした写真であると感じました。 (大和田)

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