初夏から夏にかけての早朝、わずか4日間しか花を開かないという蓮の、儚くも力強い姿に心ひかれた作者が、折々の自身の心情を重ね、開花から水に帰るまでを数年にわたり撮影。カラー作品約30点で構成する蓮華の世界。
リコーイメージングスクエア東京
「Padma ~輪廻するいのち~」 (パドマ ~りんねするいのち~)生田純子 (いくたじゅんこ)
作者 | 生田純子 (いくたじゅんこ) |
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作品名 | 「Padma ~輪廻するいのち~」 (パドマ ~りんねするいのち~) |
会期 | 2017年8月2日(水)~8月14日(月) *8月6日(日)新宿センタービル休館日のため、臨時休業させていただきます。 |
時間 | 10:30~18:30(最終日16:00終了) |
定休日 | 火曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア東京 ギャラリーI |
連絡先 | 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP ℡03(3348)2941 担当:狩野・和田・江上 |
作品コメント
泥の中から空に向かってすっくと伸びてゆく蓮の花の凛とした姿と、大きな葉のゆったりとした様に心ひかれ、撮影を始めました。
蓮の開花時期は、6月末から8月初旬頃まで。早朝に蕾を開き、昼になると花弁を閉じます。一つの花は4日間だけ、その優美な姿を見せ、やがて枯れて水に帰っていきます。
大きく咲き誇る花の姿だけでなく、花弁を散らし、実を結び、葉が朽ちてゆく、それぞれの瞬間が清澄で、また妖しい輝きを放っています。
1年毎に輪廻する蓮の命は、儚げでありながら力強く、そうした姿を追いながら、いつしか蓮のたたずまいに人の在り様を重ねて、撮影を続けるようになりました。
生田純子
※Padma(パドマ)とは、サンスクリット語で蓮をさす言葉です。
作家プロフィール
1997年より松本路子氏の主宰するM's Workshop(エムズワークショップ)に参加。
2006年2月、コダックフォトサロンにて個展「Padma ~蓮華の宇宙~」開催。
2011年3月、同題のフォトブックをコダックフォトサロンより出版。