曖昧な時代感覚を持ちながら東京を歩く作者が、確かさが求められるはずの21世紀の中に散乱する、不確かなものを拾い集め、そこに見えてくる世界があるはずだと思いつつ、独自の視点で表現したカラー作品43点で構成。
リコーイメージングスクエア東京
「浮遊」 (ふゆう)山田 昇 (やまだ のぼる)
作者 | 山田 昇 (やまだ のぼる) |
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作品名 | 「浮遊」 (ふゆう) |
会期 | 2015年7月29日(水)~8月10日(月) *8月1日(土)・8月2日(日)新宿センタービル休館日のため、臨時休業させていただきます。 |
時間 | 10:30~18:30(最終日16:00終了) |
定休日 | 火曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア東京(ペンタックスフォーラム) ギャラリーI |
連絡先 | 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP 03-3348-2941 担当:松枝・江上 |
作品コメント
変容する時代。
それまで慣れ親しんできた感覚が通用しなくなってきた。
インターネットの普及は、情報を一瞬にして世界に拡散させ、時間と空間を驚異的に短縮させた。
その結果、たしかに便利な生活が可能となった。
しかし、コンピューターが作り出す仮想の空間が現実であるかのように知覚され、仮想と現実の境界が曖昧になってきた。
人間の生存基盤となるはずの現実そのものが、根底から揺らぎ始めているように思える。
基軸を失って浮遊する人間の精神は、辿り着く何かを見つけることができるのだろうか。
山田 昇
作者プロフィール
1942年 埼玉県生まれ
2002年 退職を機に地元の写真クラブ「KPC」に入会
写真展
2005年 「Being-自己回帰線」
2008年 「秩父-自然と共に生きる人々」
2009年 「此岸-信仰の里 秩父」
2010年 「山間の暮し-秩父絹の道」
2012年 「東京という島」
2012年 「ハレの日-秩父路だより」
現 在 日本写真作家協会(JPA)会員
使用機材
PENTAX MZ-5N