美しい海岸と起伏に富んだ地形、点在するカトリック教会など、独特な景観を持つ長崎・五島列島を中心に、作者独自の感性で西海の島々を撮影したカラー作品約40点で構成。
リコーイメージングスクエア東京
「クロスロード ~風わたる五島列島~」寺崎 和榮(てらさき かずえ)
開催期間 | 2014年4月9日(水)~4月21日(月) |
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開館時間 | 10:30~18:30(最終日16:00終了) |
定休日 | 火曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア東京(ペンタックスフォーラム) ギャラリーI |
連絡先 | 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP 03-3348-2941 担当:松枝・江上 |
作品コメント
長崎港から西へ約100km、五つの大きな島を中心に140もの島々からなる五島列島は、正しく「津々浦々」と呼ぶに相応しく、移動に難儀することもしばしばだ。それでも、美しい海岸や起伏に富んだ地形は非常に魅力的で、季節を問わず絶好の被写体になってくれた。また、ここは信仰の島としても知られており、集落にはカトリック教会が点在している。禁教令が解かれた明治以降に建てられた多くの聖堂。そこに込められた信者たちの懸命な思いを感じながら、いつもシャッターを切ってきた。
五島列島を撮り始めて20年余り。徐々に撮影のフィールドは広がり、キリスト教と関係が深く、大陸との交差路「クロスロード(Cross Road)」として重要な役割を担ってきた天草、平戸などにも足を向けるようになった。西海の島々に対する興味はまだまだ尽きない。
中判フィルムカメラ・ペンタックス645N IIを使用して撮影。寺崎 和榮
作者プロフィール
1954年、神奈川県横浜市生まれ。玉川大学・農学部農学科卒。
長崎在住だった92年頃よりマリア像の写真を撮り始める。その後、自然風景にもテーマを広げ、94年に埼玉県に転居してからも年に数回は五島列島や周辺の島々を訪問。地元の人たちと交流しながら、撮影を続けている。2003年より竹内敏信氏の指導を受け、現在に至る。