室内猫の写真は、部屋の圧迫感が強くなりがちなのが悩みどころ。それを解決するには超広角域の画角がベストのようです。自分んちの飼い猫なら遠慮なく寄れるし、レンズの特性上、実際よりも奥行きがぐんと増して写るので狭い部屋でもそれなりに開放的な写真が撮れます。
私は今までもっぱらズームレンズの広角側を使ってきましたが、中央部が膨らんで写るいわゆる湾曲収差というやつがどうしても出るんですよね。その点、今回使わせていただいたDA15mmの写りは歪みがほとんど気になりません。猫の顔面をアップで撮っても不自然にならず、「超広角域はズームレンズで十分」という今まで考えがぶっとびました。
ただ、開放絞値がF4なので私が使うにはちょいと暗く、どうしてもシャッタースピードが落ちてしまいます。無理に自然光にこだわらず、外付けのストロボなどをうまく利用するのも良いかもしれません。