今回は35mmと40mmという似た焦点距離の2本の単焦点です。
最初のうちは両方とも同じような使い方をしてみたのですが、どうやらレンズの性質が違う模様。DA 35mmはマクロレンズだけあって、細部の描写がとてもクリア。猫の表情や動きが生き生きと感じられる写真が撮れます。また、極限まで被写体に近付けることでフレーミングの自由度が増すため、あれこれと挑戦的な一枚を狙いたくなるレンズでもあります。
一方DA 40mmは、薄くて小さくてちょ~カワイイ…だけならず!明るい単焦点独特のボケがいい。光をうまく捉え、柔らかくて優しい雰囲気が出ます。DA 35と比べ、いわゆる「空気感」のようなものを極自然に演出してくれることを感じました。
というわけで、猫の表情そのものを切り取りたいときはDA 35mm、猫のいる空気感が伝わる写真を撮りたいときはDA 40mm。これが、私のたどり着いた使い方です。