SDとEDレンズを搭載した高性能対物レンズ

中心から周辺まで理想の星像を追求して誕生したSDP対物レンズは、前群にSD、後群にEDレンズを含む4群4 枚の贅沢なアポクロマート設計。口径比F6.4と扱いやすい焦点距離（800mm）に設定し、見え味を大きく左右する色収差や球面収差はもちろん、コマ収差、像面湾曲などの諸収差もほぼ完全に補正しました。125SDPの優れた特性は、非常に高度な眼視観測や写真撮影を可能にします。

近赤外にまで達するワイドな透過波長と優れた透過率は、CCD撮像にも充分に対応

天体望遠鏡のためにペンタックスが独自に設計開発した「天体用特殊コーティング」を光学系の全面に施すことで、近赤外領域を含む400～850nmの幅広い波長域で90％以上の高い透過率を確保（550nmでは96％以上）。CCDカメラによる撮像にも充分対応します。また、散乱光を極限まで抑え込んでいますので、ゴーストやフレアーが極めて少なく、コントラストの高いシャープな星像で全視野を埋め尽くします。

67サイズに余裕で対応する大口径ヘリコイドと充実したアクセサリー群

合焦機構には周辺部のケラレを抑えた内径90mmの高精度直進ヘリコイドとガタやたわみを防ぐワンタッチ着脱式接眼部を採用。付属のバーニア目盛はフィルム面の実際の移動量を最小10μmまで直読できます。そのほか、撮影用アクセサリーとして周辺減光を抑える67外爪カメラマウントをはじめ、対物レンズの高性能を存分に引き出す67サイズ対応のリアコンバーターRC1.4×67PやRC0.77×67Pが用意され、高画質でダイナミックな星野撮影を強力にサポートします。

新時代の高性能赤道儀MS-55zを採用

新開発のMS-55zは最高500倍速（対恒星時）で搭載質量40kgを誇る高性能赤道儀です。抜群の頑強性、耐振性を誇り、周辺観測機器を搭載しての本格的な天体観測やコンピュータによる制御も考慮しています。心臓部のウォームは、内部ひずみを取り去り、高精度に切削加工し、入念なラッピングを施した最高級品を使用。充分なホイール径とあいまって、40kgの搭載質量を実現しています。また、極軸の支持構造に高精度テーパーローラーベアリングを採用することで、高剛性を確保。追尾性能のピリオディックモーションは、±3.5″以内という高精度を達成。全製品眼視テストにより、その高性能を保証しています。さらに、大幅に強化された駆動系は対恒星時500倍速でのスピーディーな目標導入が可能。コマンダーにはSBIG社製ST-4を接続するコネクタを装備していますので、オートトラック機能も可能です。堅牢なピラー脚は最大径をφ1,100mmに拡大し、安定性を向上させています。

南北両半球対応の9～18倍正立ズーム付の高精度極軸望遠鏡内蔵

迅速に高精度な据付が可能な暗視野照明付きの正立ズーム式（9～18倍）極軸望遠鏡を内蔵。レチクルパターンには、北天用・南天用を標準装備。海外への移動観測でもその追尾性能を遺憾なく発揮します。歳差補正は2025年まで対応しています。 各部の改良によって、よりスピーディーな組み立てを実現します。 さらに進化したMS-55z赤道儀は各部をリファインしてスムーズなセッティングできるように配慮しています。まず、ピラー脚上部にダルマ式ネジ穴を採用してスムーズなユニット接続を可能にしました。また、ウェイト軸もステンレス製の直棒式に変更。ウェイトの装着を容易にしました。さらに、方位・高度調整ネジにもスルーホールを開けるなど、ユーザーの柔軟な利用にも配慮。コードの接続部にはワンタッチタイプを採用しています。

各部の改良によって、よりスピーディーな組み立てを実現します

さらに進化したMS-55z赤道儀は各部をリファインしてスムーズなセッティングできるように配慮しています。まず、ピラー脚上部にダルマ式ネジ穴を採用してスムーズなユニット接続を可能にしました。また、ウェイト軸もステンレス製の直棒式に変更。ウェイトの装着を容易にしました。さらに、方位・高度調整ネジにもスルーホールを開けるなど、ユーザーの柔軟な利用にも配慮。コードの接続部にはワンタッチタイプを採用しています。

インテリジェントコントローラーIC-55iに対応

MS-55z赤道儀はインテリジェントコントローラー「IC-55i」に対応。パソコン（OS：Windows 2000／XP）と接続し、付属の制御ソフトにより、天体の自動導入をはじめ、平均月時、平均太陽時、彗星追尾モードなど、高度で多彩な制御を可能にします。また、市販の天文シミュレーションソフトの一部が利用できます。

より高度な観測・撮影を実現するシステム群

天体用特殊コーティングを施したリアコンバーターRC0.77×67Pを使用することによって、F4.9の明るさを実現。ハイスピードな天体撮影が可能です。また、対物レンズの性能を損なうことなく焦点距離を引き延ばすRC1.4×67Pは、迫力ある長焦点撮影を実現します。35mm判用のリアコンバーターには、RC0.72×35P、RC1.4×35P、RC235Pを用意。星野や月の撮影などに威力を発揮します。

ペンタックス125SDPには、ガイドスコープ脚BH-100（別売）を用意。ガイドスコープ、あるいは、撮影レンズとして、63～95mm径の鏡筒が使用可能。ペンタックス75SDHF鏡筒が装着できます。

鏡筒、鏡筒ホルダー、赤緯軸、極軸、架台、コマンダー、ピラー本体、ピラー脚部に分解でき、移動観測も可能。組立も付属の六角レンチ一本だけでスピーディーに行えます。