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カメラに露出計を組み込んだ リコー519M (1959)

クリップオンメーターの登場
 1960年に近くなると露出をカンに頼る方法は不安視されるようになりました。1954年にドイツから発売され世界的にセンセーションを巻き起こした「ライカM3」ではアクセサリーシューにセレン光電池式露出計を取り付けシャッターダイヤルとの連動にしました。このような上載せ式のメーターをクリップオンメーターと呼ぶようになりました。 セレン光電池式露出計は、光が当たると電気が起きるセレン光電池とメーターを接続して、被写体の明るさを計測してメーターの振れに変え、ここに目盛りを付けて露出として読み取るようにしたものです。
519DX
リコー519デラックス(1958)
リコーメーター
アクセサリーシューに取り付ける形にまとめたリコーメーター (1957/12)3200円ケース共
カメラに露出計を組み込む
 1950年代の終わりになると、ドイツよりおくれていた日本のメーター製作の技術も小形にまとめることができるようになりました。 リコーの場合はリコー519デラックスの発売に合わせてクリップオンメーターを発売しました。 さらにメーターをカメラの中に組み込んだ519Mがありました、しかしこのカメラは輸出だけで終わりました。 この後カメラはメーター指針の振れを利用して絞りやシャッタースピードを自動的に決めるAE方式に変わって行きます。 絞りやシャッターと連動しないクリップオンメーターやメーターは、次の時代に移行する前の模索の産物でした。
519M
リコー519M(1959)
519Mメーター
519Mの組み込みメーター
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