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連載コラム 写真三昧 SHASHIN ZANMAI
プロフィール

 

安藤 智仁
あんどう ともひと

 

日本大学芸術学部写真学科で写真を学ぶ。カメラ片手の鉄道の旅を愛する。東京の懐かしい風景を集めた「東京レトロ」をライフワークとして活動中。愛機はPENTAX 645D。リコーイメージング(株)販売サポートチーム所属。
現在全国で開催されるフォトセミナーの講師として活躍。フォトマスターEX。夜景鑑賞士2級。2014年3月写真展「Andy's Photo JourneyⅤ」を開催予定。

リンク ペンタックスファミリー 光と色の反射率 by Dr.M

GRデビュー ファーストインプレッション

新しいカメラを使う、というのはいつもでワクワクするものです。それも今まで使ったことのない系統の機材となると気持ちをフレッシュにさせてくれて、撮る写真そのものが変わります。ひょっとしたら「変わる」気がするだけかもしれませんが、その「気持ち」は大切ですね。

前置きが長くなりましたが、新製品「GR」を使う機会に恵まれました。5月の連休の半日、逗子の海岸近くを散策してみました。GRシリーズ含めてほぼ初めての「デビュー」です。GRシリーズをずっと使い続けていただいているファンの方々からすると、また語りつくせない様々な魅力があると思うのですが、今回は「GRビギナー」としてのファーストインプレッションをご紹介したいと思います。

細かいカスタマイズはせずシンプルな設定で臨みます。撮影は思った以上に軽快でした。久しぶりに使う28mm(35mm判換算)の単焦点が新鮮です。広角は被写体に一歩寄ることが肝心ですが、一眼に広角を装着している時と違ってカメラが軽快なせいか、その「一歩」が踏み出しやすい印象を受けました。またGR DIGITAL Ⅳからさらに速くなったAFが撮りたい気持ちにぴったりと寄り添ってくれます。

エフェクト「ブリーチバイパス」   エフェクト「クロスプロセス」

いくつか「エフェクト」も試してみました。PENTAXブランドで言うところの「カスタムイメージ」に相当する部分で、独自の絵作りがバリエーション豊かに搭載されています。「ブリーチバイパス」はPENTAXの「銀残し」と言葉の意味は同じですが、とても爽やかな絵作りで気持ちのいい絵を出してくれます。「クロスプロセス」も抑え気味の効果がクセになりそうです。今回RICOHブランドの機種では初めて搭載された「カメラ内RAW現像」のおかげで、こういったエフェクトも撮影後にじっくりと設定することが出来るようになりました。撮影の際に設定しなければならないことがぐっと少なくなり、スナップカメラとしての価値を更に高めてくれるのではないでしょうか。

さて、今回初めて搭載されたAPS-Cサイズの大型センサーによる新たな表現力についてはもちろんのこと、紹介しなければならないことはまだまだ尽きませんが、今回はこの辺にしてまた機会を見てご紹介していければと思います。

「GR」いよいよ5月24日(金)にいよいよ発売です。ペンタックスリコーフォトスクールでは6月より東京・大阪・名古屋で使い方の教室をスタートします。銀座リコーイメージングスクエア銀座では貸出サービスも予定しています。また全国でこの「GR」を体験いただける様々な企画も進行中です。ぜひ皆さんのご参加をお待ちしております。