2017年に新種であることが判明した水俣に生息するタツノオトシゴの仲間「ヒメタツ」。不思議な生態を持つヒメタツの繁殖の様子や、この海に暮らす生きものたちなどカラー作品約40点で構成。
リコーイメージングスクエア東京
「姫竜が織りなす愛の物語」 尾﨑たまき
作者 | 尾﨑たまき |
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作品名 | 「姫竜が織りなす愛の物語」 |
会期 | 2019年5月22日(水)~ 6月3日(月) |
時間 | 10:30~18:30(最終日16:00終了) |
定休日 | 火曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア東京ギャラリーI |
連絡先 | 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP ℡0570‐006371 担当:和田 |
作品コメント
九州・熊本の最南端に位置する水俣市は、内湾の不知火海に面しています。かつて水銀により汚染されたこの海は、今ではヒメタツの繁殖地となり、密かに世界中から注目を集めています。
オスはメスから受け取った卵を、孵化するまでの約1ヶ月間、お腹の中で育てます。孵化した稚魚を放出するさまは、まるでお父さんが出産をしているかのようです。20年以上前から潜っているこの水俣の海で、お腹がパンパンに膨れているヒメタツを見かけるたびに、“出産シーンを撮りたい”強くそう願うようになり、夜中から明け方まで潜る日が続きました。出産は真夜中。そして卵の受け渡しのタイミングもまちまちで、従来の潜り方ではこれらのシーンに立ち会うことは困難だったからです。何年も試行錯誤の連続でしたが、ついに念願叶って赤ちゃんたちが大海に飛び出す場面に遭遇することができました。水俣にとって希望の光のようなヒメタツの貴重な姿を、多くの皆さんに見ていただきたく思っております。
尾﨑たまき
作者プロフィール
- 1970年
- 熊本県熊本市生まれ
- 1991年
- 広告写真スタジオで働きながら独学で水中写真に取り組む
- 2000年
- 写真家 中村征夫氏に師事
- 2005年
- 写真集「うみかぜ日記-あまくさ島のたからもの-」三五館より上梓
- 2008年
- テレビ朝日『素敵な宇宙船地球号』ナビゲーター出演
- 2011年
- フリーランス
- 2012年
- BS-TBSドキュメンタリー番組「女子才彩」出演
- 2013年
- 写真絵本「みな また、よみがえる」新日本出版社より上梓
- 2014年
- 写真集「水俣物語」新日本出版社より上梓
- 2015年
- BS朝日ドキュメンタリー番組「The Photographers2」出演
フォトエッセイ「お家に、帰ろうー殺処分ゼロへの願いー」自由国民社より上梓
写真展
- 1993年
- 「うみへいこう」
- 1997年
- 「水俣湾水中写真展」
- 2003年
- 「海の色ものがたり」
- 2005年
- 「うみかぜ日記—あまくさ島のたからものー」
- 2006年
- 「—のさりの海へー魚わく海がよみがえる日・水俣湾のいま」
- 2011年
- 「いまも水俣に生きる」
- 2012年
- 「元気です!東北の動物たち」—実物大写真展—
「ゼロへの挑戦—熊本市動物愛護センターあきらめない10年—」
- 2013年
- 「海への想いー三陸に生きる・水俣に生きるー」
- 2014年
- 「海と生きるー水俣から三陸へー」
「水俣物語」
- 2015年
- 「お家に、帰ろうー殺処分ゼロへの願いー」 ほか