GR SPACE TOKYO
東アジア文化都市2025 鎌倉市連動企画
幡野広志×鎌倉の小学生8人の写真展 「のとのなつやすみ」
2025年12月18日(木)~2026年1月11日(日)
本企画は、2024年の東アジア文化都市であった石川県からバトンを引き継いだ東アジア文化都市2025鎌倉市の連動企画として開催するものです。
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鎌倉の小学生と能登で写真を撮ることになった。
子どもたちには「見たものを撮ろう」と何度も教えた。そうしないと自分がイメージする能登を探して、答え合わせをするように写真を撮ってしまうからだ。
子どもたちがイメージする能登は、報道される「被災地の能登」だろう。
「被災地の能登」はもちろん存在する。だけど能登は昔から被災地だったわけじゃない。
わざわざ訪れたくなる魅力が能登にはある。
イカが有名だけど、フグの干物も美味しい。海産物が美味しい地域あるあるだけど、揚げ物や焼肉、ラーメンやローカルパンも美味しい。
奥能登絶景海道は山が崩れて塞がれてしまったが、あたらしい道が整備された。地震という自然がつくったあたらしい絶景の道になっている。
のと里山空港にNOTOMORIという商業施設が復興の拠点としてオープンした。能登に到着してまずはじめに美味しいコーヒーが飲める。復興のために移住して働いている人たちがいる。
仮設住宅地にはコミセンBASEという銭湯と定食屋が一体になった施設がオープンした。
仮設住宅地は高齢者ばかりだけど駄菓子がたくさん売っている。ジュースは瓶のものを置いている。子どもが訪れたときに高齢者とコミュニケーションのきっかけを作るためだ。
能登の人たちは細部まで頑張っている。
復興がされず瓦礫だらけ……とイメージされるかもしれないけど、街のインフラは整備され、もうすぐ公費解体も完了する。トイレもほとんどの場所で問題なく使える。
あの日、能登のために何かしたいとたくさんの人が感じたはずだ。被災地に必要とされる特別な技能がなければ、祈ることしかできなかった。
自衛隊をはじめ官民一体となって復興の下地をつくってくれた。ボランティアの人たちが能登に寄り添ってくれた。
公費解体が終わると全国から集まった作業員の人たちがいなくなってしまう。作業員の人たちは能登での消費者でもあった。
特別な技能がなくとも復興に参加できるときがきた。観光することで能登の人たちの頑張りに応えることができる。
写真には不思議な力がある。いい写真を見ると自分も写真を撮りたくなるものだ。ぜひ能登で写真を撮ってほしい。
「見たものを撮ろう」だけでいい。撮った写真をSNSにあげて、周りの人にも能登にいったことを教えてほしい。
鎌倉の小学生と42歳の写真家が撮った写真を混ぜて展示している。ぼくの写真は全体の20%程度だ。
ぼくは子どもたちが撮った写真に魅力を感じる。「子どもたちの純粋さ」みたいなありがちなことではない。そこはぼくだって負けていない。
子どもたちの写真には、カメラを持つ子どもたちに向けられた能登の人たちの穏やかな表情が写っている。
能登のいちばんの魅力は人の優しさなのだと思う。能登は間違いなく大変な状況だ。だけど悲しみにくれているわけじゃない。
「能登のことをみんなに知ってほしい」
訪れた各地でよくいわれた言葉だ。訪れてはじめて知れることばかりだ。ぜひ能登に訪れてほしい。この写真展が能登を訪れるきっかけになれますように。
トークイベント
日時:2026年1月10日(土) 16:00~17:00
出演者:幡野広志
定員:椅子席 30席 ※事前予約制 (立ち見は自由)
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トークイベント&レセプションパーティー
トークイベント:2025年12月19日(金) 18:00~19:00
トークゲスト:河瀬大作/幡野広志
定員:椅子席 30席 ※事前申込制(立ち見席は自由)
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レセプションパーティー:2025年12月19日(金) 19:15~20:30 ※事前申込制
レセプションパーティーは申込はこちら

河瀬大作
TVプロデューサー
(株)Days 代表取締役
1969年生まれ。NHKで「プロフェッショナル 仕事の流儀」「あさイチ」「おやすみ日本 眠いいね」「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」などの番組制作を手がけたのち、2022年に独立。現在は「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」などのNHKの番組を引き続きプロデュースしながら、SmartNews+・編成統括、日本骨髄バンク・展開戦略プロデューサーなどに就任するなど、TV番組、CM制作からSNS展開まで、幅広いプロジェクトを手がける。
一般社団法人FUKKO DESIGN代表理事
一般社団法人design-DsesignMuseum 理事
一般社団法人1964 TOKYO VR 理事

作家プロフィール

幡野広志
1983年、東京生まれ。写真家。2004年、日本写真芸術専門学校をあっさり中退。2010年から広告写真家に師事。2011年、独立し結婚する。2016年に長男が誕生。2017年、多発性骨髄腫を発病し、現在に至る。
近年では、ワークショップ「いい写真は誰でも撮れる」、ラジオ「写真家のひとりごと」(stand.fm)など、写真についての誤解を解き、写真のハードルを下げるための活動も精力的に実施している。
最新著書『ポケットにカメラをいれて』(ポプラ社)。

GR SPACE TOKYO
場所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-16-19 原宿WATビル102
開館:11:30~19:00
定休日:火曜日・水曜日・祝日およびその他指定休館日
入場:無料









