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世界最軽量の一眼レフ用標準レンズ
  XRリケノンF2 50mm (1980)

小型軽量化のためのたゆまぬ努力
 カメラの小型軽量化は歴史的要求であり、設計開発者はいつもこの目標を追いかけています。
 XR7が非常な軽量化に出来上がったので、このカメラボディに合わせてレンズも可能な限り軽量化をめざしました。部品点数を減らし軽くするにはプラスチック部品の採用が最適です。しかしプラスチックは成形時の伸縮が大きく、フォーカスの重要部品であるヘリコイドをプラスチックにするには多くのノウハウが必要でした。リコーはこのねじのプラスチック化をドイツのマイスター型作りの技術を習得し、日本式の「技術の普遍化」を応用して、工場で量産に結びつけました。

プラスチック鏡胴を採用
 それまではヘリコイドねじは片側は金属が常識でした、金属鏡胴のときのXRリケノンF2 50mmは190Gありましたが、プラスチック鏡胴にしたことで153Gと軽くなり、部品数が減ったため鏡胴が短くコンパクトになりました。

レンズ鏡胴の断面図です。
赤い部分が金属でその他はすべてプラスチックで作りました。金属を探すのに骨が折れるくらいです。

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