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一眼レフカメラに価格破壊 リコーXR500 (1978)

ブランドの壁を破るカメラを!
 TLS401でユニークさを発揮したリコーの一眼レフであったが、そのかたちや特殊なファインダーがユーザーを限定してしまいました。特に海外からはごく標準的な一眼レフを供給して欲しいとの要求が強く出されました。そこで生まれたのがXR1と2で、機能性能共に高い評価を受けましたが日本では既成の一眼レフメーカーのブランドに阻まれました。そこで一眼レフの新分野を開拓する考え方で作られたのがこのXR500です。

サンキュッパで一眼レフのイメージ一新
 必要な機能を絞り込み、部品一点一点を検討してコストダウンをしました。その結果一眼レフとしては画期的な3万9千8百円の定価設定ができました。この価格からサンキュッパのキャッチフレーズを付けて宣伝をしたところ、これが流行語になるくらいの効果がありました。
 一眼レフは高度な一部の人のカメラとのイメージは、XR500で一変しました。このカメラから一眼レフはだれもが持つカメラに変って行きました。
コストダウンの例

 フィルム巻上げレバーは大きなネジで押さえたように見えますが、中の金属部品をカバーで覆って出来ています。こうして見かけも働きも変らずコストは半分以下になりました。

 巻戻しディスクは金属の削り出しから焼結合金(金属の粉を焼いて固める強力な成形)にして工数を半減しています。

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