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私の愛機

 「GR1」である。発売以来、海外取材を含めて常に行動を共にしてきた。コンパクトカメラの範疇に入る機種であるが、映像表現の道具として、優れたレンズ描写と操作性の良さが見事に調和され、新しい地位を築いたカメラである。日本のカメラ史上に、名機として名を残すに違いない。
 装着されているGR :28ミリF2.8レンズは一眼レフ用のレンズとは違った味わいのある描写だ。後日発売された単体のGR :28ミリLマウントレンズが、世界のライカファンに人気を集めていることでも理解できる。 写真を仕事とする私にとって、カメラは大切な道具であり、カメラを介して写真映像を創り出す。結果が全てであるだけに、道具への執着は並々ならぬものがある。
 GR1のボディに使われた新素材と仕上げは手によく馴染み、AF・AEという最新の要求を巧みに組み込みながら操作性に優れている。「写す道具」という開発当初の意図が信頼と使いやすさを生んだのではないか。

GR1

GR LENS28mmF2.8
布川秀男

略歴
1931年東京生まれ。
東洋経済新報社・編集局写真部長、編集委員を経てフリーの写真家。
1989年より5年間タイ国に滞在、シルパコン芸術大学の客員教授となる。
写真雑誌・単行本等に技術解説記事を執筆、「日本の家並み」「タイの遺跡」など写真展を開催、現在に至る。

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