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「ちゃんぷるーな日々」堀川 烈

沖縄県那覇市は、公設市場を中心にまるで蜘蛛の巣のように広がっている街で、どの路地から進んでも最終的には市場にたどり着く、そんな街です。
そんな市場の人々の生活を数年に渡り撮影し続けてきた作者が、独自の視点で捉えたカラー作品約30点で構成。

ONLINE写真展

作者 堀川 烈
作品名 「ちゃんぷるーな日々」
会期 2018年5月9日(水)~5月14日(月)
時間 10:30~18:30(最終日16:00終了)
定休日 火曜日
入場 無料
会場 リコーイメージングスクエア東京 ギャラリーI
連絡先 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP
℡03(3348)2941 担当:狩野、和田、江上

作品コメント

那覇の中心に異質な空間があります。
ここには日常生活の全てがあり、そしてこの空間はまるでブラックホールのように全てを飲み込んでいます。
私は沖縄に行くと、まずこの場所を目指します。
たった数時間で日常から非日常の迷宮に迷い込むのです。
月桃の匂いや沖縄そばの出汁の匂いに包まれながら、徐々に癒されて行きます。
この公設市場は放射状の迷路になって成り立っています。
近くには、壷屋の窯元や農連市場、社交街などが広がっています。
ここに住む人や、ここに来る人々が作り出す空間は、一年を通して様々な顔を見せます。
売られている物も、買い物客の姿も旧暦の暦に沿って一変するのです。
観光客の存在などは、表の通りと違い重要視されてはいないのです。
私は、一日中自分の店先で山盛りのもやしの根を取って、何百円かの労賃を得る老人の姿に資本主義の原点を見る気がしました。(同時にもやしの元締めの女性とも知り合いです。)
カンカラ三線を弾き一日中過ごす店主、朝から豚肉を小分けしている家族や花笠食堂のおばあなど、みんな私の好きな人々なのです。
夜は、私も那覇の人々のように栄町や竜宮通りの路地で飲み潰れます。
この場所は、那覇のあらゆる物を煮込んだナベのような所です。
酔いの残った帰りの飛行機の中では、この場所への再訪を考えている自分がいます。 堀川 烈

作家プロフィール

1986年 神奈川県川崎市生まれ
2003年 個展「僕が大阪を好きな理由」(新宿ニコンサロンユーナ21)
2003年 個展「大阪学」(富士フォトサロン)
2003年 富士フォトサロン 新人賞受賞
2005年 個展「おおさか人」(ペンタックスフォーラム(現リコーイメージングスクエア東京))
2008年 徳島文理大学児童学科卒業 保育士資格取得
2010年 個展「奇妙な光景」(新宿ニコンサロンユーナ21)

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