北限(北海道黒松内)~南限(鹿児島高隅山)まで全国に点在するブナ林。その魅力に憑りつかれた作者が、6×7のブローニフィルムで撮影したカラー作品約60点で構成。
リコーイメージングスクエア東京
「ぶな林彷徨 ―美しきぶな林の四季―」 (ぶなりんほうこう ―うつくしきぶなばやしのしき―)
山本治之 (やまもとはるゆき)
作者 | 山本治之 (やまもとはるゆき) |
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作品名 | 「ぶな林彷徨 ―美しきぶな林の四季―」 (ぶなりんほうこう ―うつくしきぶなばやしのしき―) |
会期 | 2017年10月4日(水)~10月16日(月) |
時間 | 10:30~18:30(最終日16:00終了) |
定休日 | 火曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア東京 ギャラリーI&II |
連絡先 | 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP ℡03(3348)2941 担当:狩野、和田、江上 |
作品コメント
私の住む近畿地方のブナは、気候や植林等の関係で多くは高い山の頂き付近に存在し、普段目にすることは少ない。
初めてブナと出合ったのは、奈良県と三重県の境に位置する大台ケ原である。それまで写真で目にしていた多くのブナは幹が白く、すっきりと伸びた美しい木であったが、大台ケ原のブナは多雨地帯でかつ風も強いため、背が低く苔に覆われていた。それでも一目見ただけで、その魅力に憑りつかれてしまった。その後、様々なブナと出合い、ブナを写したいという思いは一層深くなっていった。
一念発起し、北限(北海道黒松内)~南限(鹿児島県高隅山)のブナ林を訪ね、手で触れ身体で感じて撮影するのに5年を要した。これらの作品に過去の作品も加え構成している。今では倒れ朽ちたブナもあるが、以前の姿を写した懐かしい写真もある。ブナに魅せられて25年、その想いと魅力を少しでも伝えることが出来れば幸いである。
山本治之
作家プロフィール
1947年兵庫県篠山市生まれ
京都造形芸術大学卒業
日本写真家協会会員
秋山郷観光大使
写真塾「花風」「水雲」主宰
写真展・写真集
2000年 写真展「四季大台ケ原」
2004年 写真展「四季大台ケ原Ⅱ」、写真集「四季大台ケ原 -魅せられし山-」
2009年 写真展「大地の鼓動」、写真集「大地の鼓動」
2012年 写真展「信越秋山郷」、写真集「信越秋山郷 -日本原風景の残る郷-」
使用機材:PENTAX 67II