実像も虚像も、存在という一点に関しては同列である。薄く隔てた向こう側に住む彼ら<マネキン>から発せられる呼び声は、私たちの胸の内奥――ときには隠しておきたかったものを含む――と呼応し、やがて対話となっていく。モノクロ作品約30点で構成。
リコーイメージングスクエア東京
「呼び声 -Call from the other side-」 (よびごえ)松崎ヒロノブ (マツザキヒロノブ)
作者 | 松崎ヒロノブ (マツザキヒロノブ) |
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作品名 | 「呼び声 -Call from the other side-」 (よびごえ) |
会期 | 2017年2月1日(水)~2月13日(月) *2月5日(日)新宿センタービル休館日のため、臨時休業させていただきます。 |
時間 | 10:30~18:30(最終日16:00終了) |
定休日 | 火曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア東京(ペンタックスフォーラム) ギャラリーII |
連絡先 | 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP ℡03(3348)2941 担当:江上・大塚 |
作者コメント
近年、緩やかにではあるものの、マネキンがメインで飾られているショーウィンドウが減ってきている気がします。ショーウィンドウの簡略化、映像化、アート化がそれぞれ進み、マネキンをそのまま飾るのではもはやインパクトが足りないと、情報過多になりつつあるように思えるのです。
そのような背景のなか、数が減りつつも購買意欲をわかせようと存在するマネキンから、『喜』『楽』といったプラスの情報を剥ぎ取り、古来より人型を模したものたちが持つ異様さを提示したく始めたのがこのシリーズです。
虚像として造られたマネキンであっても、仏像のように、能面のように、魂のこもる瞬間はあってしかるべきであり、その姿は見る者の心に一滴の波紋を残せるのではないでしょうか。
松崎ヒロノブ
作家プロフィール
1975年 東京都生まれ
2010年冬 カメラを始める
2011年 「Pasha! 第2回グループ展(café pause)」
2012年 「グループ展『12-12』(富士フィルムフォトサロン仙台)」
2013年 「御苗場vol.12(横浜CP+会場併設)」
「PPS 12Hクラス展(ギャラリー・ルデコ)」
「写真集団シメンソカ第1回グループ展『ヤブレカブレ』(DESIGN FESTA GALLERY)」
2015年 「写真集団シメンソカ第2回グループ展『ヤブレカブレ2』(DESIGN FESTA GALLERY)」
2016年 「御苗場vol.18(横浜CP+会場内 大さん橋ホール)/ 同 メディアパートナー賞(月刊カメラマン推薦)受賞」
活動
2011年末に『写真集団シメンソカ』を結成。
メンバー4人で切磋琢磨し精力的に活動している。
その活動はシメンソカブログ『シチテンバットウ』にて公開している(http://shimensoka4.blog.fc2.com)。
使用機材:RICOH GR DIGITAL Ⅳ