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「月山・蔵王山」 (がっさん・ざおうさん)柏倉信吉 (かしわくらしんきち)

山形県のほぼ中央に位置し、霊峰として名高い1984メートルの月山と、山形・宮城両県にまたがる奥羽山脈の連山、蔵王連峰の自然風景を、大判プリントを中心にカラー作品約40点で構成。

ONLINE写真展

作者 柏倉信吉 (かしわくらしんきち)
作品名 「月山・蔵王山」 (がっさん・ざおうさん)
会期 2016年10月26日(水)~11月7日(月)
時間 10:30~18:30(最終日16:00終了)
定休日 火曜日
入場 無料
会場 リコーイメージングスクエア東京(ペンタックスフォーラム) ギャラリーI&II
連絡先 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP
℡03(3348)2941 担当:江上

作者コメント

 出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)の主峰である月山は、山形県のほぼ中央部に位置し、昔から山岳信仰の地として知られています。夏、白装束をまとい参拝する人々が、山頂の月山神社を目指し登山道に列をなします。その傍らでは残雪で夏スキーを楽しむ人々の姿も見られます。夏まで残る雪田や高山植物、湿原、池塘などの貴重な自然が存在することで、1972年に国の天然保護区域に指定されました。
蔵王山もまた昭和の始め頃まで、15歳になった男子が白装束をまとい、お参りする風習があり、女人禁制の山岳信仰の聖地でした。現在では山岳道路が通り、山麓には温泉が点在し、四季を通して楽しめる観光地です。
 撮影のため蔵王に通い始めて三十数年、月山には二十数年になります。東京の就職先の先輩に写真の楽しさを教えられ、初めてカメラを買ったのが20歳の時です。会社を辞め、24歳で写真学校に入りました。当時は特にテーマも決めず、撮影に出かけていました。その後山形に戻り、冬の蔵王へ撮影に行き、出会った光景が青空にそびえ立つ樹氷群でした。厳しい自然の中、様々な条件が揃った時にのみ作り上げられる自然の造形。大自然の偉大さを目の当たりにしたのです。この出会いが私の心に焼付き、山形の自然風景を撮りたいと思うようになりました。自然風景は四季それぞれ、気象の変化により刻々と変貌します。朝夕の光景、雲間より差す一瞬の光、樹林を覆う靄、山肌を流れる雲、このような幻想的な光景に出会うたびに、大自然の神秘性を感じるのです。
四季折々の山形の自然を見つめ撮影してきた、二十数年ぶりの写真展です。 柏倉信吉

作家プロフィール

1951年 山形県大江町に生まれる。
1975年 会社勤めを辞め、写真学校へ入る。
1979年 樹氷を中心とした、冬の蔵王をテーマに撮影活動にはいる。
1985年 東京富士フォトサロンおよび山形市内にて個展『蔵王』を開く。
1988年 写真集『白き神々』を講談社より出版。
1990年 東京・大阪ペンタックスフォ-ラム(現リコーイメージングスクエア東京・大阪)にて個展 『蔵王連峰四季の彩り』を開く。

現在、日本写真家協会会員、柏倉スタジオ主宰、山形県下にて商業写真・風景写真等で活動中。

使用機材:PENTAX 645Z


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