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「見果てぬ夢よ、風よ、雲よ -探検家・矢島保治郎」小松健一 (こまつけんいち)

今から104年前に外国人として世界で初めて中国ルートからチベットのラサに入城した探検家・矢島保治郎の足跡を巡って中国、チベットを38,000km旅したカラー作品約70点。

ONLINE写真展

会期 2015年4月8日(水)~4月20日(月)
時間 10:30~18:30(最終日16:00終了)
定休日 火曜日
入場 無料
会場 リコーイメージングスクエア東京(ペンタックスフォーラム) ギャラリーI&II
連絡先 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP
03-3348-2941 担当:松枝・江上

作品コメント

上州・赤城山麓の片田舎に生まれ育った無名青年が1909(明治42)年に「世界無銭探検」に旅立ち、3年余りでその企てを実現させてしまう。この旅の途中、世界で初めて外国人として中国四川省から当時、鎖国状態にあり“秘密国”として各国の探検家や研究者、宗教家から垂涎の的であったチベットの聖地・ラサへ入国したのである。しかし、そんな大冒険を成し遂げた矢島保治郎(1882-1963)のことを故郷・上州の人々さえ知る人はほとんどない。
僕は、あの閉塞感漂う明治の末期に、想像を絶するような夢とロマンを抱き、それを実現する大志を貫き通した無名青年を世に広く知らしめたいと思った。政治的にも、経済的にも、何より青年たちの心が閉塞状態にある現代社会だからこそ強く思ったのである。
そして始めた取材は、2006年から都合12回。中国・チベットを車と列車で走った距離は38,000kmを越えた。
長く辛い旅であった・・・・。  合掌
小松健一

作者プロフィール

1953年岡山県生まれ、群馬県に育つ。現代写真研究所研究科(第1期生)卒。新聞記者などを経てフリーの写真家に。
世界の厳しい風土の中で自然と共生する民族をライフワークに地球巡礼をしている。
また、日本の近現代の文学、作家の原風景を切り口にした日本人の暮らしと風土や、沖縄、環境問題など社会的テーマを追い続ける。
『ヒマラヤ古寺巡礼』で2005年公益社団法人日本写真協会賞年度賞、『雲上の神々-ムスタン・ドルパ』で第2回飯田市藤本四八写真文化賞(1999年)、「琉球-OKINAWA」で第23回視点賞(1998年)、歌集『春ひそむ冬』で1983年度新日本歌人協会新人賞受賞など。
著書『写真紀行 三国志の風景』(岩波新書)、『文学の風景をゆく』(PHP研究所)、『詩人たちの旅-青春・愛・故郷』(マガジンハウス)、『チリ-嵐にざわめく民衆の木よ』(大月書店)、『太宰治と旅する津軽』、『宮澤賢治 雨ニモマケズという祈り』(共に新潮社)など多数。近く『三國志巡禮-中国大陸67,000kmの旅』(仮)が新潮社から出版される。
個展は、ネパール国立アートギャラリー、宮城県立美術館、東京中国文化センターをはじめ国内外で多数開催。
現在、公益社団法人日本写真家協会会員、共同組合日本写真家ユニオン会員、日本ネパール写真交流協会会長、全日本写真連盟関東本部委員、日本中国写真藝術協会理事、写真研究会「風」主宰、俳句誌「一滴」同人など。

使用機材

PENTAX K-3ほか

小松 健一 ギャラリートーク 開催

日時:2015年4月11日(土)・12日(日)・18日(土)・19日(日)
15:00~16:30 (参加無料)
場所:リコーイメージングスクエア東京
東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービルMB階
TEL 03(3348)2941

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