カナダからアラスカへ流れる全長3700キロの大河、ユーコン川。1892年に下流の小さな集落ドーソンで金が発見されたことで歴史上有名な川である。世界の辺境を中心に撮影活動をする作者が、2013年にホワイトホースからドーソンまでの700キロをカヌーで旅した記録をカラー作品約40点で構成。
リコーイメージングスクエア東京
「ユーコン」佐藤秀明 (さとうひであき)
開催期間 | 2014年9月10日(水)~9月22日(月) |
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開館時間 | 10:30~18:30(最終日16:00終了) |
定休日 | 火曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア東京(ペンタックスフォーラム) ギャラリーI&II |
連絡先 | 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP 03-3348-2941 担当:松枝・江上 |
作品コメント
ユーコン川はカナダからアラスカへ流れる全長3700キロの大河です。ユーコン川が歴史上に登場したのは1892年8月16日のことで、源流から900キロほど下流のドーソンという小さな集落の近くで4人の男達が金を発見した事からユーコン川という名が知れ渡りました。
1897年にそれらの金を運んだ船がサンフランシスコとシアトルにそれぞれ到着すると人々はユーコンの源流に殺到しました。わずか数年の間に10万人が源流からドーソンを目指したといいます。その中には作家のジャックロンドンもいました。
当時のユーコン川はドーソンを目指す蒸気船やカヌー,筏で大変混み合っていたそうです。
現在のユーコン川は蒸気船の燃料である木を伐採する木こりの使った小屋や蒸気船の補修場所、軍隊の駐屯跡に残る教会などが森林の中に取り残されて郷愁を誘い、カヌー旅を楽しむ人達が訪れるのみの静かな川です。自然もすっかり回復して樹流部はCanadian Heritage River System(カナディアン ヘリテージ リバー システム)という歴史 自然 レクリェーションの場として保護されています。
2013年夏私は数人の仲間とホワイトホースからドーソンまでの700キロをカヌーで旅しました。以前に旅をした事のあるアラスカのユーコン川を含めユーコン川の旅の素晴らしさをお伝え出来たらと思います。
佐藤秀明
作者プロフィール
- 1943年
- 新潟県三条燕市生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業後、渡米 アポロ11号の取材、建設中のニューヨークのワールドトレードセンターと人々の暮らしを撮影。
その後、自然と人間の暮らしをテーマに世界の辺境を巡る旅を続ける。
主な著書に、「海まで100マイル」共著 晶文社、「伝説のハワイ」東京書籍、「ガクの冒険」本の雑誌社、「雨のくに」ピエ ブックス、「鎮魂 ワールドトレードセンター」マガジンサポート、「雨の名前」共著 小学館 他多数。
- 2014年9月
- スイッチパブリケーションより写真集「ユーコンクエスト」を上梓予定。
使用機材
PENTAX K-5II、K-5IIs、ほか
ギャラリートーク 開催
佐藤 秀明 vs新井 敏記(switch編集長)
日時:2014年 9月 15日(月・祝)
14:00~15:00(参加無料)
場所:リコーイメージングスクエア東京
東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービルMB階
TEL 03(3348)2941