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「花時の雨」~ふたたび~(はなどきのあめ ~ふたたび~)薄井 裕(うすい ひろし)

「花時の雨」・・・花の咲く頃、特に桜花の咲く頃に降る雨の意と言われる。桜花を始め、折々に咲く花に季節ごとに降る雨の美しい響きのある「雨ことば」に身を委ねた心情を、独自の細やかな感性で捉え、しっとりとした空気感や雨後の爽やかさを表現したカラー作品約60点で構成。

ONLINE写真展

開催期間 2014年7月16日(水)~7月28日(月)
開館時間 10:30~18:30(最終日16:00終了)
定休日 火曜日
入場 無料
会場 リコーイメージングスクエア東京(ペンタックスフォーラム) ギャラリーI&II
連絡先 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP
03-3348-2941 担当:松枝・江上

作品コメント

写真展「花時の雨」から、早6年経過し、その間、続編開催に向け、相も変わらず雨の日を好んでは撮影を続けてきました。「花時の雨」・・・花の咲く頃、特に桜花の咲く頃に降る雨の意と言われます。
四季の変化に恵まれ、移ろい行く自然に慣れ親しんできた日本人にとって、殊のほか雨と花にはきめ細かな感性を培ってきました。折々に咲く花は季節の訪れを告げると共に、生活に彩りを添える存在でもあります。しかしながら、ここ数年の雨の降り方は凄まじく、時には大災害をもたらすほどの豪雨が各地に発生し、此れまでの様な悠長な花言葉などに思い巡らすことにお叱りをうけるかもしれません。
それでも、雨は何の変哲もない光景を一変させ、時には思いがけない場面をも演出してくれ心動かされます。雨の中ひそやかに咲いている花の姿は、どこかもの悲しく、そして切なく、その情景は形容しがたい気配に包まれ、美しく咲き、そして散る。まさに「散りて咲く」という表現が相応しく、「もののあわれ」を思いおこします。花を撮るということは、それ自体説明的になり、自分の思い込みに陥りがちです。
それは、単に季節の移ろいや、花の姿形だけを写し撮るのではなく、その時の光や空気感、あわよくば大気の匂い、そして、微妙な移ろい行く時の流れなども同時に感じたいと願っています。
これからも、「雨奇晴好」・・・「降るもよし、晴れるもよし」この味わい深い自然の言葉を念じながら、心に描いた光景の中で、しばし思索の時を過ごしたいと考えています。 薄井 裕

作者プロフィール

1948年
山形県に生まれる
1980年
風景写真家 故 秋元満正氏に師事
1989年
写真展「ふるさと讃歌」 新宿 ペンタックスフォーラム
1993年
写真展「光風のめぐみに」 新宿 ペンタックスフォーラム
1997年
写真展「雲のゆくえに」 新宿 ペンタックスフォーラム
1998年
林 忠彦賞ノミネート
2002年
写真展「淡々雨情」 新宿 ペンタックスフォーラム
2007年
写真展「花時の雨」 新宿 ペンタックスフォーラム
2008年
フリーランス写真家として独立
現 在
栃木県那珂川町在住、ペンタックスリコーファミリークラブ栃木支部顧問

使用機材

PENTAX 645Dほか

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