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東京写真月間2014 いのちの伝承-日本の世界自然遺産をめぐる いとなみ「BONIN ISLANDS 小笠原」MANA 野元 学(のもと まなぶ)

東京から1000km南にある世界自然遺産の小笠原諸島。ここでは、悠久の時の中「いのち」を繋げ、進化を遂げた貴重な植物や生物を見る事ができる。島と海の豊かな自然に魅せられた作者が、独自の視点で捉えたカラー作品約30点で構成。

ONLINE写真展

開催期間 2014年5月21日(水)~6月2日(月)
開館時間 10:30~18:30(最終日16:00終了)
定休日 火曜日
入場 無料
会場 リコーイメージングスクエア東京(ペンタックスフォーラム) ギャラリーI
連絡先 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP
03-3348-2941 担当:松枝・江上

作品コメント

東京都に世界に誇れる自然がある。
東京から南へ1000km。
航空路はない。24時間飛行機に乗れば地球の裏側へも行けてしまう現代にあって、25時間30分の船旅でしか辿り着けない太平洋にポツンと浮かぶ小さな島々。それが2011年に世界自然遺産に登録された小笠原諸島だ。
亜熱帯に属する小笠原諸島は、4800万年前に始まった太平洋プレートの沈み込み、そして海底火山活動によって島が形成されてから一度も大陸と陸続きになったことがない「海洋島」である。そしてこの海洋島「小笠原諸島」に偶然辿り着いた植物や生物は、悠久の時の中で「いのち」を繋げ独自の進化を遂げ、ここでしか見ることができない貴重な固有種となった。
しかし、この独特な生態系は「ガラスの生態系」とも呼ばれ、外来種の侵入や人的要因によりいとも容易く壊れてしまう。
ハワイを拠点に撮影活動をし、仕事柄海外にばかり目を向けていた頃、ある雑誌社の依頼で小笠原諸島の父島を訪れ、どこまでも青く美しいボニンブルーの海で初めて野生のイルカたちと泳いだとき、今までに経験したことのない感覚にとても幸せな気持ちになったことを今でも鮮明に覚えている。
以来何度も島に通ううちにどんどんと島の魅力に引き込まれ、この島のことをもっと知りたい、もっと色々なものを見てみたいと、気が付くと20年の歳月が流れていた。
小さな島々に凝縮された自然の奥深さはまだその全貌を見せてはくれていない。これからもずっとこの島の自然に抱かれ、自然を肌で感じながら撮影を続けて行くのだろう。
この美しくも貴重な小笠原諸島の自然が、いつまでもそのままの姿で残って欲しいと願ってやまない。 MANA 野元 学

作者プロフィール

大阪生まれ。
海外での撮影を主としていたが、1993年に雑誌社の依頼で初めて小笠原諸島を訪れ、日本にこんなにも素晴らしい場所があったのかと衝撃を受ける。そしてその魅力に引き込まれ小笠原諸島の撮影がライフワークとなり現在も精力的に撮影を続けている。

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