リコーカメラ全機種リスト > 1946-1960
~1945年 | 1946~1960年 | 1961~1980年 | 1981年~ |
リコー オート35 35mmレンズシャッター |
|
カメラに「自動化」のかけ声が聞かれるようになった。セレン光電池による露出メーターの設計ノウハウが進み、小型で高感度のメーターが開発されたこと、アメリカを中心に8mmシネカメラに被写体輝度の応じて絞りが自動的に変更追随する「エレクトリックアイ(EE)」が主流になったことも関係があった。 リコーオート35は徹底自動化の35ミリカメラとして企画された。装填するフィルム感度をシャッタースピードに置き換え、セレンメーターを採用した「針押さえ式」の自動露出システムとした。 フォーカスは固定とすることでピント合わせの厄介さから逃れるようにした絞りやシャッタースピードの目盛りの一切無いカメラである。絞りシャッター目盛りの無いカメラは今日では常識であるが、1960年当時はあまり受け入れられなかった。 |
発売年月
|
1960年12月 |
フィルムシステム | 35mmパトローネ入りフィルム(135) |
画面サイズ | 24×36mm |
レンズ | リコー 40mm F4 3群3枚構成 |
フォーカス | 2.5メートルに固定焦点 |
シャッター
|
セイコー 500型 1/30 - 1/400(スピード表示はなし) |
露出制御 | メーター針押さえ式AE
鏡胴外周に2から6までの数字があり、それぞれISO25・32・50・100・200に対応している。裏蓋にフィルムの名前が表示されているので、2から6までの番号と照らし合わせてセットする。 |
特徴 | トリガーレバーによる巻き上げ・採光式フレームファインダー・自動復帰フィルムカウンター、フラッシュダイレクトコンタクトアクセサリーシュー |
大きさ | 巾 132mm 高さ 66mm 奥行き 59mm |
質量 | 460g |
価格 | 11,500円 |
見分けかた | ボディ下半分がダークグリーン塗り。まねき猫型のレリーズレバー |