リコーカメラ全機種リスト > 1961-1980
~1945年 | 1946~1960年 | 1961~1980年 | 1981年~ |
リコー 35 フレックス 35mmレンズシャッター一眼レフ |
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一眼レフがフィルムカメラの中での需要を増やすきざしがあらわれてきた。 リコーではフォーカルプレンシャッターの技術を戦争による軍需工場化によって失ってしまっていたため、レンズシャッター方式による一眼レフを手がけることになった。 レンズシャッターによる一眼レフはメカニズムが非常に複雑になる。このカメラでは専用のシャッターをセイコーシャに依頼して開発してもらった。サイズを000#をベースにした小型の簡易型であった。 それでも複雑なメカニズムのため設計に長時間を要した。半年おくれて同じシャッターがコーワ光機に供給されたが、発売はコーワのほうが早かった。 |
発売年月 |
1964年4月 |
フィルムシステム | 35mmパトローネ入りフィルム(135) |
画面サイズ | 24×36mm |
レンズ | リコー 50mm F2.8 3群4枚構成 リコー製 交換レンズはコンバージョンレンズによる前面ねじこみ方式 |
シャッター | セイコー 561 GLA B ・ (1/30 - 1/300) セルフタイマーつき |
ファインダー |
ペンタプリズム一眼レフ、前玉回転フォーカス、 クイックリターンミラー |
露出制御 | セレンメーター針押さえ式プログラムAE ファインダー内定点表示 |
特徴 | 一眼レフは3万円以上が常識だったが、ここで2万円台の一眼レフが登場することになった。 |
大きさ | 巾 140.5mm 高さ 90.5mm 奥行き 81.5mm |
質量 | 775g |
価格 | 22,500円 |
見分けかた | 一眼レフのかたち、ファインダーカバー中央上に大きなセレン光電池、鏡胴は円筒状で、目盛りを穴から見る。 |