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第1回 手作りライトボックスでほんわか猫フォトに挑戦!

■ライトボックスを作ってみましょう

使用する材料は以下の通りです。

  • 45cm四方の発泡スチロール板3枚
  • 同サイズの半透明のプラダン(プラスチックダンボール)
  • 同サイズのトレーシングペーパー(なければ薄い紙やポリエステルの透過する布などでも代用できます)
  • 床置きスタンドの傘を取ったもの
  • 電球
  • ガムテープまたはボンド

材料はこんな感じです
各材料は、ガムテープまたはボンドなどで固定していくだけ

お魚屋さんや八百屋さんでもらえる発泡スチロールの箱があれば簡単に作れます。

今回は箱の上面にも光を透過する素材(プラスチックダンボール)を用いたので発泡スチロールの板3枚を組み立てました。ボンドを使って固定してしまえば猫さんが乗っかっても大丈夫。箱の中に小さめの電気スタンドを入れて、トレーシングペーバーを全面に張り付けたら出来上がりです。ただし猫さんは発泡スチロールで爪を研ぎたがるから、撮影が終わったら猫さんの手が届かないところへ・・・。

今回は恵比寿の猫カフェ別ウインドウで表示Nyafe Melange(ニャフェ・メランジェ)で撮影。店内の環境光は電球色ですので色を揃えるためにライトボックスにも電球を使いました。ご自宅の照明が蛍光灯の場合、電球型の蛍光灯を使いましょう。

■正面や横からライトボックスを向けてみる

写真1 DA★ 55mmF1.4 SDM ISO400 1/40 秒 F2.8
写真2 DA★ 55mmF1.4 SDM ISO200 1/60 秒 F1.8

やわらかい光なので室内光とよく馴染みます。

■背景にライトボックスを置いてみる

写真3 DA★ 55mmF1.4 SDM ISO200 1/25 秒 F2.8
写真4 DA★ 55mmF1.4 SDM ISO200 1/25 秒 F3.2

この時に猫さんの下に白い布や紙を敷いておくと猫さんのお顔が暗くなりません。光源に接している体が光に溶け込みファンタジックに、すこし離れたところは輪郭が光に縁どられて毛表面のディティールが出ます。スタイリッシュな印象♪ 余白ができるので年賀状やポストカードにも使いやすい写真ができあがります。

■トレペの代わりにアクリル板やプラスチックダンボールを使ってみる

写真5 DA★ 55mmF1.4 SDM ISO400 1/60 秒 F3.5
写真6 DA 35mmF2.4AL ISO400 1/250秒 F2.8
 
写真7 DA 35mmF2.4AL ISO400 1/250秒 F2.8

写真6、写真7はカスタムイメージ「ほのか」を使用。暗い場所での撮影で影が濃くなってしまう時や、黒猫さんを柔らかい印象で撮りたい時におすすめです。

いかがでしたでしょうか?

光をコントロールするだけでも、おうちの猫さんをいつもと違う印象で撮ることができます。これからも猫フォトを楽しむライティングやコワザをご紹介していきますので、お楽しみに!

当コーナー筆者石原さくらさんのホームページ
別ウインドウで表示Sakuraquiet Cat Photography
恵比寿の猫カフェNyafe Melangeのブログ
別ウインドウで表示Ebis de nyafe
石原さくら
1級愛玩動物飼養管理士の資格を保有する猫写真家。東京工芸大学卒業後、フリーカメラマンとして主に女性ファッション誌の広告写真を撮影。2007年に野良猫を拾ってから猫狂いが再燃し、現在は猫写真家としての活動にシフトする。猫雑誌やテレビ、猫写真教室での講師など多方面で活躍中。
筆者より・・・
幼少の頃から私の傍らにはいつも猫がいました。私にとっての猫は意思を持った家族の一員です。しかし、私たち人間ほど長生きはできない彼らなのでお別れをする悲しみがありました。寂しいとき、辛いことがあったとき、かつて一緒に暮らした猫の写真がやさしい気持ちを与えてくれました。写真の力の素晴らしさ、撮ることの楽しさを最初に教えてくれた猫に敬意と愛情を込めて写真を撮りつづけます。