時と共に消えてゆく、北海道のささやかな記録をカラー作品約40点で構成。
リコーイメージングスクエア東京
「去りゆく風に佇んで」川上 洸
作者 | 川上 洸 |
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作品名 | 「去りゆく風に佇んで」 |
会期 | 2021年12月2日(木)~12月13日(月) |
時間 | 10:30~18:00(最終日16:00終了) |
定休日 | 火曜日・水曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア東京 ギャラリーR |
連絡先 | 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP ℡0570‐006371 |
作品コメント
私は2018年から北海道で暮らしはじめました。明治時代から開拓が始まり、炭鉱などの盛衰があり、そして今の北海道。人口減少、少子高齢化、産業構造の変化、財政破綻などは全国に共通するものですが、北海道の姿は少し先を進んでいるように感じます。それは、開拓の歴史が浅く、背景に人間の行為を超越した雄大な自然があるからなのかもしれません。
この作品は、私がみた北海道のささやかな記録です。北海道の各地を訪れる中で、振り返ると私のまなざしは、人知れず残る残滓に向けられていました。すべてのものは時と共に消えていきます。朽ち果てる前、何かが取り除かれたあとに残るものたち。それら残滓は大切なことを語りかけているようでした。それを私は、記憶に留めたかったのだと思います。
川上 洸
作者プロフィール
1997年 鳥取県鳥取市生まれ
2016年 大阪芸術大学 写真学科 入学
2018年 北海道教育大学 美術文化専攻 メディア・タイムアートコース 編入学
2020年 北海道教育大学大学院 美術教育専修 入学(現在「映像研究室」在学中)
写真展
2018年 個展「CASSIS ORANGE」 アイデムフォトギャラリーシリウス(新宿)(若手写真家支援プロジェクト「プロキオン・フォース」選出)
2019年 「2018日本カメラフォトコンテスト展」 ニコンプラザ新宿・大阪(モノクロプリント部門年度賞3位)
2019年 個展「イノセント」 北海道教育大学 i-BOX(岩見沢)
2021年 個展「訪れるカンバス」 メトロギャラリー(札幌)・北海道教育大学 i-BOX(岩見沢)