日本全国を駆け巡りながら風景と向き合い、日本の美を感じたままに切り取ったカラー作品約50点で構成。
リコーイメージングスクエア東京
「The Beauty of Japan」 篠原雅彦
作者 | 篠原雅彦 (作家在廊予定) |
---|---|
作品名 | 「The Beauty of Japan」 |
会期 | 2021年7月22日(木)~8月8日(日)※8月9日(月)より夏季休館のため8日(日)が最終日 ※8月1日(日)はビル休館日のため臨時休館 |
時間 | 当面の間、10:30~17:30までの短縮営業 (最終日16:00終了) |
定休日 | 火曜日・水曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア東京 ギャラリーR |
連絡先 | 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP ℡0570‐006371 |
作品コメント
日本の美とは何か、考えれば考えるほどその答えは難しくなっていく。
気が付けば、底なし沼にはまってしまったかのような思いであった。
日本の美とは、不明確かつ広範性を有する概念である。それゆえ、その内容を探るにあたっては掘り下げて考えていく必要がある。
日本とはどのような国であるか、また、美とは何かの両方を考えていかなければならない。
ご存じのように、日本は四方を海に囲まれた小さな島国である。そして、その国土的特徴としては、面積の75%以上が山地であることが挙げられる。
かかる特徴こそが、日本の美を形成しているのではないかと考える。
ところで、美とは時代の流れの中で変遷していくものであるし、多義的なものであるといえる。
伝統的な美の捉え方と現代的な美の捉え方では、その捉え方は異なるし、同じ時代であっても人の性別や年齢、思想などによって美の姿は多種多様である。
しかし、美の中には普遍性を有するものがあるように思える。
それが何であるかを日本の風景というカテゴリーの中で模索したのが本作品である。
本作品では、日本の美を、国土的側面を切り口としながらも、歴史的側面や思想的側面なども考慮しつつ、表現した。
The Beauty of Japanとして日本の美をテーマにすることを決めてからの約4年間は、苦悩の日々であった。
しかし、このテーマに取り組むことで、日本の魅力をより深く理解することができたのではないかと思う。
本作品を通じて、私の思う日本の美を感じ取っていただければこの上なく幸いである。
篠原雅彦
作者プロフィール
- 1979年
- 神奈川県茅ケ崎市生まれ
- 2009年
- 同志社大学法科大学院修了
- 2015年
- 風景写真家辰野清氏に師事
- 2016年
- MASH management所属
- 2016年
- Art Rainbow Project作家に選出され、ドイツRostockにて1か月間の作品撮りを行う
国内・海外の風景を幅広く撮影している。
国内の撮影で特に力を入れているのは桜とツツジ。
2019年の桜の撮影での走行距離は19174キロ(2020年及び2021年は自粛)。
現在、写彩町田講師、自然奏フォト長野会員、日本風景写真協会会員(東京支部所属)
写真展
2016年 「日本人写真家の見たRostock」
2016年 「魅惑のツツジ」
2017年 「癒しの動物」
2019年 「春画的風景」(二人展 with Shu Konishi)
他、グループ展多数