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「水を招く」 中山博喜

2001年より5年間にわたって撮影されたNGO団体・ペシャワール会の現地活動を、カラー、白黒写真を合わせた26点で構成。

ONLINE写真展

AERA.comにインタビュー記事が掲載されました

トークイベント(ダイジェスト)動画

オンライントークイベントを開催いたします

2021年6月6日(日)17時~

中山博喜氏、ギャラリーAアドバイザー赤々舎・姫野希美氏をお迎えしてオンライントークイベントを開催いたします。
※イベントはTeamsを使用して開催いたします。定員が240名となりますので、定員に達した場合ご参加いただけない可能性がございます。予めご了承ください。

▶イベント参加はこちら
※ご入場には名前の入力が必要になります。(ニックネーム可)
※teamsアプリをお持ちでない方は、「このブラウザーで続ける」を選択しご入場ください。
※ご参加いただく際、カメラ/マイクはOFFにしてご参加ください

作者 中山博喜
作品名 「水を招く」
会期 2021年5月27日(木)~6月21日(月)
時間 当面の間、10:30~16:00までの短縮営業
(最終日16:00終了)
定休日 火曜日・水曜日
入場 無料
会場 リコーイメージングスクエア東京 ギャラリーA
連絡先 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP
℡0570‐006371

作品コメント

本展覧会で展示する写真は全て、私がNGO団体・ペシャワール会の現地ワーカーとして、パキスタンとアフガニスタンで活動していた時期に撮影したものです。2006年に帰国したので、かれこれ15年以上も前の話になります。
 ペシャワール会は、現地で医療活動を行っていた中村哲医師を応援することを目的として結成された団体ですが、未曾有の大旱魃(だいかんばつ)に直面したことにより、医療活動に加えて、井戸掘り、水路事業、農業と、現地での活動内容は大きく変化しました。
 現地で働いていた5年間、私は仕事の合間を縫って写真を撮っていました。そこには、国籍や性別、年齢も職種も関係なく、当時一緒に仕事をしていた同僚たちが写っています。時にはやんちゃで、それこそ大いに悩ましい問題を巻き起こす連中もいましたが、みんな中村先生と志を共にし、逞しくもユーモラスに活動してきた人たちです。
 彼らの奮闘は今もなお続いていて、彼らの家族や現地に生きる多くの人々の暮らしを支えています。それぞれが果たす役割は異なれども、一人ひとりが常に自分の人生を懸命に生きている彼らの姿に、中村先生の言っていた「一隅を照らす」という言葉を思い出すのです。 中山博喜

作者プロフィール

福岡生まれ。大学卒業後5年間にわたり、NGO団体・ペシャワール会の現地ワーカーとして活動に参加。活動の傍ら、パキスタン、アフガニスタンの日常を撮影する。帰国後は撮りためた写真を個展などで発表するとともに、色彩をテーマとしたカラー作品の制作を行っている。京都芸術大学准教授。

写真展

2008年 「at PK」
2011年 「OWN LAND」

姫野希美氏推薦理由

中山博喜さんの「水を招く」は、作家自らが再発見した貴重な写真群と言えます。
2001年から5年間に渡り、ペシャワール会の現地ワーカーとして活動した中山さんは、中村哲医師とその仲間たちの姿を折々にカメラで写していました。井戸を堀り水路を通す現場や、家族や信仰と共にある日々の表情。個人的な記録・記憶としてしまわれていたそれらの写真は、やがてその意味を変え、私たちに届けられたのです。
ここには劇的な出来事や物語はありませんが、土地に根差して生きるひとりひとりの存在と営みが静かに写しとられ、それに真っ直ぐに向き合う写真家の眼差しが息づいています。「水を招く」という行為や祈りは、私たちそれぞれの足元にも通うものであろうと深く響いてくるシリーズです。 姫野希美

姫野希美氏プロフィール

赤々舎代表、編集者。
2006年に赤々舎を設立。写真集、美術書を中心に約200冊の書籍を刊行。
木村伊兵衛写真賞受賞作の志賀理江子『CANARY』、岡田敦『I am』、浅田政志『浅田家』、高木こずえ『MID』『GROUND』、百々新『対岸』、石川竜一『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』、 藤岡亜弥『川はゆく』などがある。大阪芸術大学教授。
リコーフォトアカデミー講師

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