• ブランド
  • 製品
  • ストア
  • フォトアカデミー
  • コミュニティ
  • サポート

リコーイメージングスクエア大阪

「ROUTE 1」 
原向日葵

東京・日本橋から大阪・北区までの約761kmの国道一号線を歩きながら撮影したカラー写真約35点で構成。

作品例

作者 原向日葵 (作家在廊予定)
写真展 「ROUTE 1」
会期 2021年5月20日(木)~ 5月31日(月)
時間 当面の間、10:30~16:00までの短縮営業
(最終日16:00終了)
定休日 火曜日・水曜日
入場 無料
会場 リコーイメージングスクエア大阪 ギャラリー
連絡先 〒540-6591 大阪府大阪市中央区大手前1-7-31 OMMビル1階MAP
℡ 0570-007996(ナビダイヤル) 担当:伊藤

作品コメント

数年前から、毎日電車や地下鉄に乗るようになった。
出発地から目的地への移動における土地の連なりや現象に鈍感になり、距離や時間を短縮して日々生活している。
また、ネットショッピングを多く利用するようになった。実際に店に行き、商品を見て触り、買うことは少なくなった。インターネットでのみ商品を見て、注文した物が玄関先に届けられる。届けてくれた、誰かの顔すら分からないまま物を手にしている。

人によってはインターネットで画像検索をすれば見られないものなど無いとも言う。
本当にそうなのだろうか。

私は国道一号線の起点である東京・日本橋から終点の大阪・梅田まで歩くことに決めた。
国道一号は日本橋にある日本国道路元標を始まりに、大阪市北区との間、全長約761km。

江戸時代には歩きで14日間、明治時代には鉄道でおおよそ20時間、大正時代には12時間、昭和に入ってからは9時間から3時間まで縮まった。そして今は新幹線に乗れば2時間半で行けるようになった。
短縮された距離と時間からこそ見ることができるものがあるのではないだろうか。

2019年4月にスタートし、1日平均20km、区切って歩いた。歩いてはいけないところがあったり、たまには国道1号から道を逸れ、近隣を見て回ったりもした。全て歩くのに38日間かかった。11月になっていた。

道を走る車、誰かの家、会社のビル、生える植物やそこで暮らす人々。
普段より移動のスピードを落とすことで、その土地土地で見知らぬ主人公の過去の痕跡や流れた時間を見ることが出来た。
写真で拾い集めたそれらは、便利になった普段の生活で見落としている何かだ。
原 向日葵

作者プロフィール

1996年 島根県生まれ
2020年 東京工芸大学写真学科卒業
2020年 第44回フォックス・タルボット賞 佳作
2020年 第22回1wall展 審査員奨励賞 増田玲 選
2020年 小学館スクウェア写真事業部入社
URL https://himawari-hara.com

写真展

2019年 東京工芸大学写真学科スペシャル2019 (ソニーイメージングギャラリー銀座)
2020年 第44回フォックス・タルボット賞受賞作品展(写大ギャラリー)
2020年 卒業制作選抜展2020(ニコンプラザ新宿)
2020年 写真と本 / 本と写真 (AXIS ギャラリー)
2021年 「ROUTE 1」(リコーイメージングスクエア東京ギャラリーR)

ページトップへ