
本展は、継続した作家活動をしている写真家、写真を表現手段にしている作家、作家を志向している人、写真を通して何かを語りたい人たちの“今”を紹介するものです。 テーマは特に設けず、また抽選によって展示会場を決めることで様々な作品群を一堂に会し、写真の芸術性を高め、写真文化の発展、活性化をはかることを目的としています。
「写真家150人の一坪展」の特色は、写真を表現手段として作品を制作している人なら、作品内容や方法はもちろんのこと、年齢、性別、国籍、職業などに関係なく参加できるところにあります。また展示するギャラリーや壁面の場所も抽選で決定します。つまりいっさいの審査や選別は行いません。写真展にポリシーやテーマを求める方からは、この何でもありの写真展に、「展としてのポリシーがない」とのお叱りを受けることもありますが、80歳を超える超ベテラン作品の横に、孫のような18歳がはじけるような写真を並べる、そんなお好み焼き的「ごちゃ混ぜ感」が本展の魅力であると考えています。