
1967年から撮り続けてきた作品を眺めてみると、時代が変わっても変わる事のないアメリカの風景が見えてくる。そんなアメリカの風景を独自のカメラアイで捉えた作品カラー、モノクロ合計約40点で構成。
1967年から撮り続けてきた作品を眺めてみると、時代が変わっても変わる事のないアメリカの風景が見えてくる。そんなアメリカの風景を独自のカメラアイで捉えた作品カラー、モノクロ合計約40点で構成。
作者 | 佐藤秀明 |
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写真展 | ロンサムカウボーイ |
会期 | 2018年12月12日(水)~12月24日(月) |
時間 | 10:30~18:30(最終日16:00終了) |
定休日 | 火曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア大阪 ギャラリー |
連絡先 | 〒540-6591 大阪府大阪市中央区大手前1-7-31 OMMビル1階 MAP ℡ 050-3534-6188 担当:朝倉、伊藤 |
私の50年間の写真人生の中で、最も長く滞在し最も多く訪れた国はアメリカです。
最初(1967)の訪問地がニューヨークで、1969年のアポロ11号の月面ランディングの取材や世界貿易センターの建設現場の記録など,歴史的な出来事にカメラを通して関わってまいりました。
その後の「数えきれない」としか表現が出来ない渡米歴の中で撮りためて来た写真を眺めてみると、時代が変わっても変わる事の無いアメリカの風景が見えてきます。
特に西部の荒涼とした所を旅していると、富を求めて西へ殺到した人達の叶わなかった夢の残骸や、荷物をまとめて町を出て行く男の後ろ姿のようなやつれた風景が見えます。
昨年の秋、そんな風景を求めて51年目のアメリカを撮りに出かけ、30年前に撮影したサルーンで年老いたバーテンに再会しました。
本来はバスでのんびりとした旅をしたかったのですが、時代が変わってバスの時代は終わっていて車を借りざるをえませんでした。
しかし、荒野で頑固に生きる人達に出会う事が出来て、豊かなアメリカとは違うアメリカをまとめる事が出来たと思っております。
そんな孤独なアメリカの変わる事の無い風景を楽しんでいただければと思います。
タイトルの「ロンサムカウボーイ」については、作家の片岡義男氏の許可を得てつけさせていただきました。
佐藤秀明
新潟県生まれ。日本大学芸術学部卒業。フリー写真家。日本写真家協会会員。
主な著書 「ガクの冒険」本の雑誌社。「地球極限の町」情報センター出版局
「海まで100マイル」晶文社
「鎮魂 世界貿易センター」マガジンサポート
「ユーコン」スイッチパブリケーション
「ノースショア 1970~1980」ブエノブックス
「雨の名前」小学館 「雨のくに」ピエ・ブック、他多数。
現在は日本の雨と限界集落をテーマに活動中。