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リコーイメージングスクエア大阪

「富士森羅万象」大山行男

写真家・大山行男が独自の世界観で生み出す「富士」をカラー作品約20点を10点ずつ2回に分けて展示。
大山行男の撮らえる富士は異質感が漂うが、決して無理に作られた写真ではないことがうかがえる。彼はよく変幻自在の富士に未知との遭遇を感じている、と話している。あるいは富士を呼び寄せてしまう力があるのだろうか、、、。
アニミズム的な写真は、シャーマンの呪術にも似た世界観が広がっているようにも思え、大山の心の内側で日々格闘が続いているようだ。

作品例

作者 大山行男
写真展 「富士森羅万象」
会期 第一弾:2017年5月6日(土)~2017年6月2日(金)
第二弾:2017年6月3日(土)~2017年6月30日(金)
時間 10:30~18:00(最終日15:00終了)
定休日 日曜日、祝日、弊社指定休日
入場 無料
会場 リコーイメージングスクエア大阪 ギャラリー
連絡先 〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場1-17-9 パールビル2F MAP
℡ 06-6271-7996 担当:朝倉、入江

作品コメント

威風堂々と何をはばかる事なく立ちつくす富士山。
世界が認めた名峰だ。
この山について今さら何も説明する必要はない。
なぜなら人は生まれた時からシンプルかつパターン化された富士が、知らず知らずのうちに記号のように、私たちの脳裏にはりついている。
良くも悪くも固定観念という洗脳のようだ。
そんな富士を打ち破るのは、並大抵な事ではない。
本来富士は自由自在、一瞬一瞬姿を変え、現われては消える事を繰り返す。自然の動きは難解だ。
いつもそうだった。追いかけているようで近づく事も出来ず、煙にまかれるように見失う。
この山と接する時は、富士と同等の自由自在な境地と、ひらめき、無我夢中、苦労をおしまぬ行動によって近づけるのか。
富士は神秘崇高とまで言われている神の山。
そんな山に少しでも近づく事が出来れば幸いだ。

大山行男

作家プロフィール

1952年  神奈川県生まれ。
1972年  日本各地を放浪しながら、蒸気機関車の撮影を主として写真家活動を始める。
1976年  富士山の魅力にひかれ、富士山の撮影に打ち込み始める。
1984年  初の個展『富士千年』を開催。
1985年  山梨県忍野村に転居。
1990年  富士山麓・上九一色村富士ヶ嶺(現・富士河口湖町)に自らの手で家を建て、撮影拠点とする。
1991年  富士山からはなれ、アメリカ放浪。帰国後富士山を見つめ直す。
1993年  新たな気持ちで樹海撮影に取り組む。
1995年  撮影に大型の8×10カメラを使い始める。
2008年  この年からインド取材行開始。
2010年  日本写真協会賞作家賞を受賞。
2014年  タイムラプス8Kの撮影に取り組む。

写真展

1984年 『富士山』グラフィック社、『Mt.Fuji』E.P.DUTTON.NEW York
1988年 『富士-神々のシルエット』玄光社
1992年 『初めての富士山』小学館
1994年 『富士山 大山行男写真集』キュウ・フォト・インターナショナル
1995年 『100Mt-FUJI』作品社
2001年 『富士』毎日新聞社
2003年 『富士樹海』毎日新聞社
2006年 『宇宙の富士山』山と溪谷社
2008年 『富士山』クレヴィス
2010年 『富士詩』・『富士』クレヴィス
2011年 『大地の富士山』山と溪谷社
2012年 『Mt.Fuji カムナビノヤマ』野草社
2014年 『富士山-宇宙との連なり』毎日新聞社
2016年 『カレンダー2017年 美しき富士』山と溪谷社より2004年から連続14年刊行

使用機材:PENTAX 645D、645Z、K-1


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