入賞者発表
総評 丹地 敏明
今回で2回目のファミリー誌の審査、しかも平成最後の水曜日という記念すべき日に多数の応募作品を楽しく拝見いたしました。私は最近風景写真が、低迷していると感じております。その理由として類似作品が多く、心で感じた風景をとらえた作品が非常に少ないように思うからです。その本質的な要因を老婆心ながら考えてみると、楽しいはずの写真撮影が悩みながらの撮影になってきているからではないかと推測されます。それでは良い写真撮影はできません。今回はそれぞれ個々の主張や感性が強く感じられる、素敵な写真が入賞作となっています。カメラ機能が急激に進化した今日だからこそ、技術的な要素が優先されるのではなく、一人ひとりの感性や感覚が個性的なほど素晴らしい写真が生まれると信じています。カメラの機能を自分で発見し、技術面を駆使し改革して、感性に合わせていくものだと思います。
また以前はトリミングをしないことが原則のように考えられていましたが、デジタル写真ではトリミングして完成という方法論も、一選択肢として重要な要素となっていることも注目されている点です。それができるカメラになっているので、レンズや感度などのデータを集め、どんなレンズのどの絞り値が好きなのかなど、いろいろと考え、カメラを自分のものにすることで、その瞬間を逃がさないテクニックになると思います。またモニターの透過光で画像を見るだけではなく、プリントして反射光で見ることも重要でしょう。透過光と反射光の違いが分かれば、真の色彩に対する感性も磨かれます。写真は見て楽しむだけではなく、作者の心を読んでみることも上達の秘訣とも言えます。「令和元年から自分らしさ」とは何かを、見つけてほしいと願っております。
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特選
準特選
秀作
入選
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